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百魔の主  作者: 葵大和
第四幕 【邂逅への序曲】
39/267

39話 「夜の帳に命火の調べ」

 日は中天。

 頬をなでる東大陸の風は乾いている。

 まばらな短草の生えた、野原とも荒野ともつかない地平が、視界正面、ずっと奥まで続いていた。

 ときおり左右に山や森や湖のような自然が見えたが、まるで一行の道行を邪魔すまいとしているかのごとく、その馬群の前には立ち塞がらなかった。


 時代の奔流に巻き込まれた魔王一行。


 逆流の中のわずかな順風にしがみつきながら、彼らはレミューゼへの道をたどっていた。

 そんな彼らが『とある存在』と邂逅(かいこう)したのは、ネウス=ガウス公国を発ってから迎えた最初の朝のことである。

 朝の前には(あかつき)があり、暁の前には夜がある。

 その邂逅に到る前に、彼らはまず夜を迎えていた。


◆◆◆


 最初の夜は水辺の近くで越えた。

 なだらかに流れる川の中間にできた、小さな湖溜まりの傍である。

 十分な水分を吸って肥沃(ひよく)となったその地帯には、豊かな植生が形成されていた。

 砂漠にあれば、まさしくオアシスという体だろうか。


 古代から日々、行商人が血と汗を染み込ませつつ踏み鳴らしてきた行商街道から、やや離れた場所にある。

 いくらか人の踏み入った痕跡が見られたことから、まったくの野生の地ではなかったが、順路から遠すぎず、また順路に近すぎず、いわば不自然すぎない程度に身を隠したい魔王たちからすれば、なかなか都合の良い場所だった。


 何人かが交代で見張り番を務めつつ、足早な旅路で積もった疲労を、それぞれが睡眠とともに浄化していた。


「メレア、ちゃんと起きてるかー?」

「起きてるよ。見張りが寝てどうするんだよ、サルマーン」

 

 そんな中、睡眠を貪るほかの魔王たちから少し離れた場所で、小さな灯りとともに目を開けている人物がいた。

 二人だ。

 一人は傍の大樹に背をあずけて座っていて、もう一人はそこへゆっくりと歩み寄っている最中だった。

 ――メレアとサルマーンである。


「冗談だって。――こういうときってよ、最初にどう声をかけるべきか迷わねえ?」

 

 灯り――火は、わずかに焚いていた。

 ちなみに普通の火ではない。

 『命火』、『命炎』。

 つまり、あの〈炎帝〉リリウムが作り出した不思議な火である。

 メレアの顔を照らす灯りは、拳よりも少し小さいサイズの火の塊で、火元もなくメレアの足元にちょこんと座っていた。


 〈炎帝〉の生み出す命を宿した炎は、実に不思議で、なにより便利だった。

 燃料を彼女の固有術素に頼るため、薪を加えなくても燃え続けるのだ。

 しかも周りに気配を感じたときなどは、自分から身を隠すように近くの水辺へと投身する。

 ゆらゆらとゆらめく炎に細い手足が生えて、てくてくと足早に水辺に走りよると、一度だけためらったように身を引き、しかし結局身を投げる。ジュ、という小気味いい音とともに、命炎は鎮火する。

 サルマーンがメレアに寄ってきたのに反応して、そのときもメレアの足元にいた小さな命炎が儚い生を終えていた。


「なあ、あれ、なんか切なくねえ? あとものすげえ申し訳なくなってくる」

「やめろ、言うな。……涙が出てくる」


 そうやってふとした拍子に命炎が投身するものだから、茂みの下に隠すように掘った穴の中には予備の命炎たちがところ狭しと待機していて、一体が消えるとそこからもう一体が出てくるようになっていた。

 自分たちの出番を今か今かと待っている姿はどことなく可愛らしかったが、一方で見る者に悲哀を抱かせた。


「てか水辺じゃなくて穴の中に戻ればいいのによ……」

「近い方を選ぶらしい……。あとは体内の術素残量が減ってる状態だと、最後の華を咲かせんとばかりにあえて派手に散る方を選ぶ」

「武者かよ」


 サルマーンは眉間を指でつまんで、頭痛を抑えるかのような仕草を見せた。

 ちなみに、リリウム本人はそうやって水に身を投げ出す小さな命炎を見て、


「あいつ、すげえ笑ってたよな」

「リリウムが悪魔に見えた」


 腹を抱えて笑っていた。

 彼女自身が作りだし、彼女がそういう命令を命炎に課しているとわかってはいる。

 その命令の正しさもわかってはいるのだ。

 しかし、命炎がみずからの命を投げ出すように湖へ投身するさまをみて、楽しげにけたけたと笑っているリリウムを見たとき、メレアとサルマーンは内心に恐怖した。


「俺、リリウムに逆らうのはやめようと思った」

「たぶん幼少のころから命炎と一緒に育ってきたリリウムにとっては、別に不思議なことじゃないんだろう……。むしろ自分の術式をうまく利用した娯楽的なものなんじゃないかな……」


 と、メレアが半笑いで答えたころには、サルマーンがその隣に歩み寄り、同じように腰を下ろしていた。

 メレアはサルマーンを迎えつつ、ふと良い香りが鼻腔をかすめていったことに気づく。

 なんの香りかと改めてサルマーンの方に視線を向けると、サルマーンはその手に金製のコップを二つ握っていた。

 良い香りはそのコップの中から立ち昇っているようだった。


「見ろよ、この金コップ。最高に趣味わりぃだろ」

「隠そうともしない成金臭が良い匂いに混ざってがんがん漂ってくるな」


 サルマーンがそう言いながら片方の金コップをメレアに差し出すと、メレアは苦笑とともに答えながらコップを受け取った。

 夜の(とばり)に命炎がほのかな灯りを添え、その灯りを金色のコップが反射する。

 いかにも旅路の一服という感じで、幻想的な雰囲気があったりもしたが、足元で屈伸運動をしはじめた手足つきの命炎のせいで、雰囲気は半減だった。


 メレアはサルマーンから受け取ったコップの中をのぞきこんで、一体なにが入っているのだろうと(うかが)う。


「甘い匂いと、酸っぱい匂い」

「ああ、カミール・レモネードって言うんだ。俺が特に長く住んでた街の飲み物でな。街の特産品たるカミール酒を、よくあるレモネード――まあ酸味多めだけど――とカクテルして、最後に薬味をちょいっと」

「ふんふん」

「カミール酒ってのは名前のまんま、カミールって果物を使った果実酒なんだが、あれはちょっと甘すぎてな。土産ものとして一本開けるにはいいんだが、常用する地元の人間にとっちゃさすがにしつこいんだ。だからこうやって酸味を混ぜたりして、いろんな味にブレンドする」

「へえー、くわしいな」

「はは、長く住んでたって言ったろ。んで、ネウス=ガウスで言われたもん探してるときにちろっと見かけたから、あまった金で買ってきたんだ。――金の亡者には黙っとけよ?」


 サルマーンは砂色の髪を夜風になびかせながら笑って、さきに一口、自分の金コップに入れたカミール・レモネードを口に含んだ。

 メレアはそれを横目で見ていたが、意を決して自分も金コップに口をつける。

 

「甘――あっ! 酸っぱ!」

「ハハハ! お前のは酸味強めにしといたっ!」

「お前もリリウムとそう変わりねえな!」

「油断した方が悪いのです。――あ、これ金の亡者の真似な。言ったことないけど言いそうだから」


 サルマーンは茶目っ気たっぷりに演技ぶって、メレアの肩を叩いていた。

 メレアは酸っぱさに口をすぼめながら、しかしそのカミール・レモネードに不思議とやめられない美味(うま)さがあることに気づいて、再びそれを口に含んだ。

 甘みと、酸味。

 甘みが身体の疲れをほぐして浄化させ、酸味がその甘みを身体のすみずみにまで熱気とともに行きわたらせる。

 ホ、と暖かな息が自然と漏れた。


「どうだ、慣れてくるとうまいだろ?」

「否定はしない」

「素直じゃねえな」


 サルマーンはまた笑った。


「ほかのみんなは?」

「ぐっすりだよ。みんな疲れてたんだろ」


 サルマーンは立ち並ぶ木々の奥の方を顎で指した。

 地形や植物のせいで全貌は見渡せないが、どうやらその向こう側ではほかの魔王たちがぐっすりと寝ているらしい。

 耳を澄ませば虫の涼やかな合唱に混じって寝息の一つくらいは聞こえるかもしれない。

 しかしメレアはサルマーンの言葉を信じたから、あえて様子を窺いに行こうとは思わなかった。

 代わり、そう告げるサルマーン自身に言葉を投げかける。


「サルマーンは?」

「十分寝れた。お前が見張り番をしてくれてたおかげでな。だから、交代だ。お前も寝てこいよ」

「――俺は寝なくても大丈夫だよ。そういうふうにできてる」

「らしいな。見てるとつくづくそう思うよ」


 メレアがなんともなしに言った言葉に、サルマーンは苦笑する。そして否定もしなかった。


「でも、まったく寝なくていいってわけでもねえんだろ?」

「まあ――うん。さすがに連日だと疲れは出るな」

「なら、今のうちにその継続日数をリセットしとけ。いまのところはまだ追手の気配もないし、大丈夫だ」


 メレアはサルマーンが本当に休めたかどうかをその表情から窺っていた。

 少しでも疲れが残っていそうなら、このまま自分が見張り番を続けようと思っていた。

 だが、サルマーンはサルマーンで譲る気配がない。

 当初の予定通りならば、大人しく交代するのが(すじ)だろう。


 結局メレアはサルマーンの顔に疲れの色を見なかったから、彼の言葉に従うことにした。


「わかった。じゃあ、俺も少し寝ようかな」

「ああ、そうしろ」

「じゃあ、はい、これ」


 すると、メレアがいつのまにかすっかり中身を飲み干した金コップを片手に、もう一方の手に持っていた小ぶりな枝をサルマーンに渡した。

 先端に団子のように樹木の葉っぱがくくり付けられている、不思議な形状の枝である。


「それで命炎とたわむれると時間を忘れられる。先っぽの葉っぱ団子を燃やされたら負けな」

「お前不思議な遊びを思いつく天才だな」

「あんまりそれにかまけてると見張りがおろそかになります」


 メレアがさきほどのサルマーンに(なら)って、自分もシャウの商人然とした雰囲気を真似しながらわざとらしい一礼を送る。


「そんなにかよ。――あっ、でもこれ結構楽しいな。――んおっ、こんちきしょっ、意外とすばしっこい」


 サルマーンはそれを受けながら、カミール・レモネードの入った金コップを片手に、もう一方の手に握ったメレア特製の枝を使って、足元の命炎と早速勝負をしていた。

 葉っぱ団子のついた先端を命炎に向けると、命炎は手足を伸ばし、その葉っぱを燃やそうと飛びついていく。

 猫じゃらしで猫とたわむれるかのようだった。


「……でもこいつもいずれは水辺に身を投げ出――」

「寝る前に悲しい気分にさせるのやめろ」

「おう、悪かったな」


 サルマーンがしてやったりという顔で笑った。その瞬間に葉っぱは命炎に燃やされていた。

 メレアはその様子を見て最後には楽しげな笑みを見せ、


「じゃあ、おやすみ」

「おう、うまいこと休めよ」


 みなが寝息を立てている茂みの奥へと歩を進めていった。

 サルマーンは新しい葉っぱを枝の先端にくくり付けながら、メレアの背を見送っていた。

 しかし、メレアの背が見えなくなる間際、ふとサルマーンはその手を止めて、思案気な表情を浮かべた。


「……」


 サルマーンはそのメレアの背中に、不思議な儚さを見た気がした。

 戦場ではあれほど圧倒的な存在感を見せつけたのに、なぜだかその背は今にも空気に溶け込んでしまいそうに見えた。

 理由はわからない。

 けれど、サルマーンにとってはそれがとても気がかりだった。


 ついにメレアの背は視界から消えて、土を踏みしめる足音も聞こえなくなる。

 茂みの奥から聴こえてくる涼やかな虫の音と、足元から聴こえてくる命炎のぱちぱちと弾ける音だけが、その場に閑々(かんかん)と響きはじめていた。


◆◆◆


 夜の(とばり)があがり、早朝。

 まだ暁の香りが漂う時刻である。


 ひとりの少女が誰よりも早くに目を覚まし、ほかの魔王たちを起こさないよう静かに身を立たせていた。

 ネウス=ガウス公国までの道行をその特異な術式で力強く支えた少女――


 紅髪の〈炎帝〉リリウムである。


 彼女は木々の隙間から差しこむ朝の光を浴びながら、一人静かな足取りで水辺へと歩きはじめていた。


◆◆◆


「サルマーン」

「ああ、お前が一番か」


 水辺近くにひときわ大きく屹立する大樹の隣。

 砂色髪の男が座っていた。

 なかなかに整った眉目を持つ青年である。


「まあ、ちょっと目つきは悪いかもしれないけど」

「朝からひでえ言い草だな」

「大丈夫、心の中では褒めといたから」

「そっちだけ口にしろよ……」


 お互いに軽口を叩き合いながら、距離を測る。

 とはいえ、ネウス=ガウス公国を出てからはずいぶんと魔王同士の距離が近づいた気がする。

 と、リリウムは、うんざりしたように言葉を返してきたサルマーンの手元に、不思議な形状の枝が握られていることに気づいた。


「なに、それ」

「あ? ――ああ、これはメレアが作ったもんだ。お前の命炎とたわむれるための道具」


 そういってサルマーンはすぐさま足元の命炎を相手取ってたわむれ方を実演してみせた。

 サルマーンの方もずいぶんと命炎相手に慣れて、お互い一進一退の攻防が続いた。


「ふーん。――よくわからないけど、『そいつ』そろそろ燃料切れだから、消えるわよ」

「あっ!? マジかよ!? ――お、おい! こいつは俺の終生のライバルだぞ!? ほかのやつは何体か水辺にダイブしちまうし、勢いあまって土かぶって消えたやつもいるし、いろいろ大変だったんだぞ!? でもこいつは俺との力量も同じくらいで、休憩を挟んで何度も拳を交えた!! こいつはもはや友だ! それが消えるなんて――」

「あ、切れた」

「あっ!!」


 シュ、と。

 水辺に飛び込んで消えるときよりも軽い音でもって、サルマーンの足元にいた命炎が消え去った。

 木々の間から流れ込んできた隙間風に吹かれ、揺らめいたかと思ったら消えていた。

 直後、リリウムはサルマーンの目尻に涙が浮かんでいるのを見つけ、


「えっ、ちょっと、なに、怖いんだけど」


 わざとらしくヒいてみせる。


「お、おまっ、おまっ! あいつはあれでも生きてたのに……!」

「ああー……、まあ、気持ちはわからなくもないけどね。でも――慣れるから」


 途端、サルマーンはリリウムの顔を見て絶句した。

 慣れるから、と言った瞬間のリリウムの顔は、努めて感情を殺したような無表情だった。

 サルマーンはそれを見て悟った。


「そうか……お前も実は悲しんでたんだな……。お前にもああやって投身する命炎を見て切なくなっていた少女時代が――」

「まあ今はかえっておもしろさを見出してるけど」

「やっぱ悪魔だなっ!」

「わかったからさっさと向こう戻りなさいよ。みんなが起きて支度するまでまだちょっとかかりそうだし、仮眠取れるんじゃない」


 リリウムはサルマーンに手を差し伸べ、その手をつかんだサルマーンの身を引っ張り立たせたあと、シッシッと追い払うように手を振った。


「あたしが見張り代わるから、ほら、いったいった」

「くぅ、命炎との別れが惜しまれるぜ」


 そんな捨て台詞を置いて、サルマーンはみなのもとへと歩いていった。

 残されたリリウムは掘った穴の中に残っていたほかの命炎たちを見つめ、


「おつかれ。また今度ね」


 小さく言いながら、彼らの燃料が切れて空に消えていくさまを最後まで見ていた。


◆◆◆


 リリウムはサルマーンがみなのもとへ戻っていったあと、一人近場の水辺で軽く顔を洗い、ついでに髪のよごれを落としていた。

 さすがに水浴びはできないが、ひとまず最低限である。

 水自体はとても澄んでいて綺麗なので、飛び込みたい欲求もあるにはあるのだが、

 

「途中で誰か来たらあれだしね」


 たとえ来るのが味方であっても、男だったら最悪だ。

 

「あー、でも案外、メレアとかなら大丈夫かも」


 大丈夫の意味合いは決して見られてもいいというものではない。

 ただ、ほかの男に比べ、メレアはどことなく男としての空気が薄い気がするので、そんな思いを得たのだ。

 案外見られても動じないかもしれないという点で、大丈夫かもしれない、という意味だ。


「まあ、褒め言葉じゃないわね」


 本人に言うのはやめよう。そう思った。


 リリウムはしばらくそうやって水でよごれを落としたあと、ようやくひと段落して顔をあげた。

 髪が長いため、前を向いたまま水を使うと服にしぶきが落ちてくるのだ。だから顔と視線を水辺に落としたまま、下を向きながら髪を洗っていた。

 そうしてようやく顔をあげ、


「ふう」


 やりきった息を吐きつつ視線を正面に戻すと、


「ギャウ」


 巨大な黒い塊が視界に映った。


「――」


 リリウムが思わず叫び声をあげそうになった。

 いつのまに近づかれたのかわからないが、小さな水辺を隔ててほんの向こう側に――


 黒い竜がいた。



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