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why?

fantasia fightとは、現在のあらゆる科学技術を駆使して仮想空間で本当に闘っている感覚が味わえる今話題の格闘ゲームである。

発売から10日経っていたが、既に販売本数が1000万本を突破していた。


オンラインプレイは無料ということもあり、老若男女関係なく幅広い世代がプレイしていた。

世界各国のメディアは販売元「generation entertainment」を取材しようと必死に押し掛けているらしいが、そのような記事は観たことがないから多分取材拒否されているのだろう。



と、一人の少年は考えていた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「プレイだぁああああああッ!!!!!!」

遥は胸に溜め込んでいた思いを吐き出しながら初期設定をしていた。

セットアップが完了した翌日、今日は待ちにまった初めての対戦が出来るのあって《fantasia fight》の発売日が決定してから待ちに待っていた日である。


動悸を抑え、リモコンに手をかける。

その時だった。


ガチャガチャ


バーーーーーーン!!!!!!


そこには、幼なじみの女の子、鈴架(すずか)の姿があった。


「ちょっと遥!!!!またゲームなの?こんのキモヲタ!!!!!!」


開口一番罵られてしまった。


「お前なぁ、毎回勝手に人ん家に上がるなって言ってんだろ....」

「それ今関係ないじゃん!!」


いや、かなりの重要事項だと思うのだが。


「それよりさ、買い物付き合って?」


鈴架は幼稚園からの幼なじみだ。顔は可愛いのだが、性格は可愛くない。それは昔と変わらないな....と深い溜め息を付いた。


「嫌だ」


結末は分かっているが、自我は尊重しなければというポリシーの元、鈴架の頼みを拒否する。


「そっかぁ…駄目なんだ...」


鈴架はがっくり肩を落とす。

よし、これで大丈夫な筈だ、うん。


「コロス」


ああ、鈴架の紹介で一つ忘れていた事があった。





こいつは現役の空手(主将)でした...


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「痛って....」


腫れた頬に氷水で冷やしたタオルを当てる。とても痛い。死にそうだ。


鈴架、彼氏とかと買い物行けば良いだろが....


そんな事を思いつつ結局買い物に付き合わされ今日が潰れた。

(明日から家の鍵全部閉めよ....)


幼なじみのせいで生まれた苦難に身体と心は押し潰される寸前であった。

電気を消して目を瞑る。


(明日こそ、やってやる....!!)


期待を胸に、遥は意識を飛ばしていった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ウヘヘ....」

PCを前に遥はニヤニヤしていた。


今日は鈴架も来ないらしいし、存分にゲームに集中できる....!!


気持ち悪いにやけがPCの液晶を反射して映し出されるが、そんなものにはかまってられない。


そっとリモコンに手を掛ける。


《セットアップ確認、セキュリティ確認、コレカラ説明ヲシマス。》


このゲームは2ラウンド制らしい。双方が1ラウンドずつ勝てば3ラウンド目に入るという分かりやすい内容だ。

仮想空間で闘うのは自らの戦闘用アバターで、こちら側はアバターを操る先導者らしい。これは万が一を考えた設計であり、また俺は制作者の只野宏を凄いと感じる事となった。


大切な項目はそれだけだったらしく、後はかなり軽く説明を受けた。


説明が終わると、何やらゲートのようなものが自分の周り一帯にあった。


《初期装備モ完了サレテイルシ、fantasia fightヲ経験シテイルミタイナノデ、サッソクゲームヲ始メテヨロシイデスカ?》


俺は頷いた。興奮で身体が熱い。


《最初ハ相手ガ同レベルナノデ、アマリ構エズ落チ着イテ下サイネ》


ゲートが開く。闘技場のような場所が目一杯広がっている。


《勝利ニ貢献ヲ》


決めゼリフのような言葉を言い、消えていく案内人。

俺は闘技場に降り立とうとしていた。


トスッ


地面に降り立ち、対戦相手の顔を見る。


「....!!!?」


このゲームは自らの身体のデータを元に、三次元の姿と似たような形で対戦することが出来る。


似てると言っても、大体同じ顔立ちになってしまうのだが。


だからだ、俺は息を呑んだ。


くっきりした目鼻立ち、白い肌、細い肢体。


「あ、れ....遥....?」



相手はいつも得意の元気さはなく、俺と相対する位置に立っていた。



フィールドは一気に殺伐と化した。


読んだ貴方、神ですか....!!!?


結構間が空きましたね(^_^;すいません

今回はヒロイン入れました、どうですかね?私的には遥も顔立ち中性的なイメージで書いているのでヒロインが一人増えたイメージです(笑)


コメント下さった本宮様!!

コメントありがとうございます!

私自身格闘ゲーム大好きなので、こんな物語を書いてみました!!

駄作ですが今後とも、よろしくお願いします(*⌒▽⌒*)


読んで下さった女神様々、本当にありがとうございます!


コメント返します!評価も今後の参考とさせていただきますのでよろしくお願いします!


では!!




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