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目覚めたくなかった朝
私は時々、生きているのか、生きていないのか、よくわからなくなる。
この世界は、私がどう考えるかで形が変わる。
誰を信じるべきか、何を信じるべきか…
どう生きるべきかもわからない。
私は普通の人間だ。
お金持ちになりたかった。だけど、うまくいかなかった。
それで、幸せって何だろう?
なぜ生きるのだろう?
いつも自問していた。
私は、死んだ後に別の世界に行ってすべてが変わる話が大嫌いだった。
だって、現実はそんなふうにはならない。
それでも、人は読むし、見る。
私はそれが全部クソだと思っていた。
そんな気持ちで、私は自分の小説を書いた。
でも、神か誰かが私を嫌っているのかもしれない。
だって、目を覚ますと、隣に五十歳くらいの男がいて、私に触ろうとしているのだ。
その瞬間、私は思った。
「また死ぬべきか?」
でも、すぐに気づいた。
「なぜ私が死なければならない?なぜ彼じゃない?」
手が震えた。私は殺す人間ではない。
でも、彼が触った瞬間、何かが壊れた。
私は近くにあった物を掴み、彼の喉に突き刺した。
静まり返った部屋。
血の匂い。
そして、私は立ち止まった。
初めて、自分も死にたいのかもしれないと思った。
もう、私は自分が誰なのかもわからない。




