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精霊浮気は禁止

 その後もエレノアと交代制で監視し、無事夜を明けることができた。


 どうやら襲撃はあれ一回切りだったらしい。


 ともあれ、被害がでなくてよかった。


「ふぁああ。何事もなくてよかった」


「旦那様の力のおかげだね! さすがは旦那様!」


 俺は伸びをしてテントから顔を出す。


 朝日が眩しくて目を細めた。


「お疲れ様。これ、よかったら飲んでくれ」


「あ、ありがとうございます」


「お茶だー!」


 村人がお茶を分けてくれた。


 とても温かくて、深夜作業をしていた体に染みる。


「すごい力だね。君みたいな人が来てくれて住人たちも大喜びしているよ」


「いやいや。俺なんて」


「謙遜する必要はないさ。少なくとも、僕たちは君を尊敬している」


 そう言って、男の人はごくりとお茶を飲んだ。


「これからゴブリン討伐に本格的に動くんだろ?」


「はい。直接叩きに行く予定です」


「そうか。ありがとう、本来なら村の人たちでどうにかするべきことなのに」


「いいんですよ。それがギルドの役目だと俺は思っています」


 まあ、俺は新人なんですけどねと笑う。


「君が新人か。世間は広いなぁ」


 言いながら、男の人はにこりと笑った。


「任せたよ、新人くん。僕たちは新人くんの力を欲している」


「任されました。安心してください、俺たちで完全に倒します」


 お茶を飲み干し、カップを渡す。


 男の人は微笑んで、去っていった。


「エレノア。君も、例のドラゴンが言っていたことと関連しているって思っているよね」


 見送りながら、隣に座っているエレノアに言う。



「うん。間違いなく関係していると思う。アルマが【精霊使い】に覚醒してから私も目覚めたけど、それと同時に嫌な気配もするようになった。多分、それが『魔の一族』、私たちとは相対する存在」



「敵ってことでいいんだよな」


「それで合ってる。旦那様を、精霊たちを狙っているのは間違いない」


「……となると、祠には誰かがいるってことでいいんだよね」


「そうだね。きっと、精霊がいると思う」


 俺はぎゅっと拳を握って頬を叩く。


「頑張らねえとな! よし、行こうか!」


「よーし、頑張っちゃうぞ!」


 ふと、エレノアと出会った過去を思い出した。


 もしかすると、あの時から物語は始まっていたのかもしれない。


 『魔の一族』が何を企んでいるのかは知らないが、少なくともこの世界の敵だ。


 そして、一番関連しているのが俺。


 これは俺が対処しなければならない問題だ。


「あー、でも浮気は駄目だからね!」


「浮気ってどういうことだよ」


「そりゃ精霊浮気だよ! あなたのお嫁さんは私!」


「ええ……」


 別に浮気をするつもりはない……というか俺はまだ結婚するなんて一言も言ってない。


 ともあれ、俺たちは祠へと向かうことにした。

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