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第71話 覚悟

 次の日、リザは元気よく学校に行った。私達はいつものように見送った後に行動を開始した。


「レナ。お願いね。」

「任せて下さい!今回はヘマ出来ないので、本気でやります!」


「いつもそのくらいの気持ちでやってほしいものだけど……頼んだわよ。」


 私はレナを見送った後、ある人に会いに行った。






 学校に行くと少しザワザワしていた。なので近くの人に何があったのか聞いてみました。


「何かあったの?」

「あ、リザさん。スピカさんがお引越しするんだって。」


「えっ……?」


 私は何も知らなかったので本当に驚いた。まだスピカちゃんは来ていなかったなのに何故みんなが知っているのかが分からなかった。


「スピカなら職員室にいるよ。さっき親と来てて話してるのを聞いた子が広めてるみたいよ。」


「そ、そうなんだ……」


 私は急いで職員室へ向かった。しかしその前にスピカちゃんと鉢合わせした。そしてその後ろにはスピカちゃんのお母さんも……その顔は明らかに私にざまぁみろと言わんばかりの顔をしていた。そしてスピカちゃんは笑っていたがいつもの明るい顔はなかった。


「あの……」

「ごめんね〜、リザちゃん。せっかく友達になっめくれたのにこんな形でお別れなんてね〜」


「は、はい……」

「まぁ今日までは友達でいてくれるかしら?明日からはもう会えないのだし!」


 スピカちゃんのお母さんは私を馬鹿にしてる様な言い方だった。普通に気分が悪い……


「はい……スピカちゃん……教室行こ……」

「うん……」


 私はスピカちゃんの手を取ってクラスへ向かう。その途中でスピカちゃんからぼそっと何かを言った。


「ねぇ……リザ……」

「何?」


「怒ってる?」

「スピカちゃんには怒ってないよ……」


「……ねぇ……2人で逃げない?」


 それは晴天の霹靂だった。でも……考えていなかったわけではない。


「スピカちゃんは後悔しない……?」


 するとスピカちゃんは私を近くの空き教室に入った。


「これが私の答えだよ!」


 そう言うと私とキスをした。それはとても長いキスで私は嬉しくて涙が出た。


「うん!ずっと一緒に居よう!」


 スピカちゃんの覚悟で私も覚悟を決める事ができました!

 ここまで読んで頂きありがとうございました!

次回更新もお楽しみに!

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