第66話 寝る前のお話会
セレンさんとレナが今日は寝る時一緒じゃない。代わりにスピカが隣にはいた。
「ねぇ、リザ。セレンさんが言ってた切り札って何かな?」
「さぁ……なんだろうね。」
私は答えを知っているけど……はぐらかした。
「リザも知らないなんてきっと凄い奥の手なんだろうね!」
「うん。たぶん……というか禁じ手かもね。」
「禁じ手かー……なんだか悪い事してるみたいだね。」
「スピカは悪い事した事ないの?」
「うーん……あんまりないかな……今回初めて親と喧嘩したのが初めてかも……」
そう言われれば確かに先生にも褒められてるところは見ても怒られる所は見たことなかった。
「そうなんだね。」
「リザだってあんまり悪い事しないでしょ?」
「……ウン……ソウダネ……」
「なんでカタコトなの⁉︎」
まぁ家ではよくセレンさんに叱られてるし、レナと一緒にお仕置きされた事も度々あるからとは流石に言えなかった。
「大丈夫だよ!子供はいい事も悪い事もして成長するってレナが言ってたから。」
「でも、悪い事したら叱られるよね?」
「叱られて次にやらなければいいんだよ!そういう事だと私は思ってるよ。」
(まぁ、レナがどういう意図で言ったかは知らないけど……)
「じゃあ……リザが今までで1番叱られたのは?」
「うーん……たぶん寄り道してて帰りが遅くなった時かな?もうお月様が出る前に帰ってきた時はめちゃくちゃ怒られた。」
「……それって私が落とし物した時に一緒に探してくれた時の事?」
「うん……流石にいつもの帰る時間に帰って来なかったから心配してたみたい。イズミさんは馬車で何度も往復して探しに来てくれてたから……あれは流石に心配させすぎた……」
私は思い出して反省していた。
「ごめんなさい……私のせいで……」
「ううん……スピカはいじめられてる私を助けてくれて今は大切な友達だもん。反省はしてるけど後悔はないよ。」
まぁその後事情を説明したら納得してもらえたし、その時は一度帰ってきてレナを連れていきなさいと言われたので次からはそうする予定だ。セレンさん曰くレナは探し物が得意らしい。
そんな事を考えてるとスピカが私の手を握ってきた。
「……私……やっぱりリザとお友達になれて良かった。」
「今更だね……私もスピカと友達になれて良かった!」
私たちはそのまま手を繋いでその日は眠るのでした。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
次回更新もお楽しみに!




