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たるみがうら  作者: たるみがうらより
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弛ヶ浦〜夕日の街〜

学生の方・卒業された方是非読んでください。

 深夜一時この国はストレスが多いと思いながら、僕はテスト勉強をしていた。明日がテストと考えていたが、今日テストになったことに気づいた。それはただ0時が過ぎれば明日が今日になるというわけで時間自体を間違えていたわけではなかったが、今日テストと思うと、テストが近くなった感じがして焦りが増した。

 三時になり、少し眠くなったので、ベッドに腰をかけて寝るか寝ないかを考えていた。迷うぐらいなら勉強しようと思い、重い腰を上げ椅子に座り勉強しようとした時、いつもの机が古い木の机になっていることに気づいた。不思議に思い部屋を見渡そうとしたら気がつけば電車に乗っていた。電車には誰も乗車していなく、窓は夕日の光が全反射していて車内全体が夕日色に染まっていた。アナウンスもなく電車が止まりドアが開いた。電車から出ると夕日色に染まった空とボロいホームに「たるみがうら」と書いた看板があった。 

 改札はなく駅から出たら、広々としたアスファルトで舗装されてない道の周りには木造建築の建物が並んでいた。人通りは多いというわけではなかったけど少ないというわけでもなかった。歩いている人の表情は見えなかったけど、夕日があるせいか、みんな温かい雰囲気が漂っていた。

 少し大通りを外れて歩くと急に人が少なくなり、学校があった。かなり錆びた校門の上に、一人で制服を着た女子高生らしい子が呆然と座っていた。学校の窓は中が見えないぐらい曇っていて、辺りは草が生い茂っていた。少し寂しい感じとぼんやりした温かい感じがした。

 この場所はみんななんとなくぼんやりと夕日のように生きているんだ。「きっとその方が・・・僕はいいと・・あれ、僕って誰?」

 その時、気がつけば椅子に座っていて、どこか懐かしい机を見たと思った瞬間、ベッドで目を覚ました。

 今まで夢を見ていたことに気づき、慌てて時計を見ると三時十五分だった。かなり長い夢を見ていた気がしたから朝になっていると思ったが、十五分しかたっていないことに驚くと同時に安心した。どのみち七時に起こされるから、四時間ぐらいしか変わらないが、その僅か四時間でこんなにも焦らされる。やはりこの国はストレスが多い、まぁ仕方ない。

       思ったより眠くない。

 家を七時半に出るから残された時間は四時間ちょい。

  なら・・・「勉強するか」

ストレスは僕たちについてきます。たとえストレスの知らない人しかいない世界に行ったとしても、その本人はストレスを知っているので、その世界でもストレスを抱えてしまったり、ストレスの知らない世界でストレスという概念を他の人にも感じさせてしまうと思います。結局僕たちはストレスと生きるしかないのです。


 初めての投稿と初めて書いた短編小説になります。コメント・アドバイスとても嬉しいです。楽しみに待っています!!

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