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一茜の歌集(にのまえあかねのうたノート) 夢浮橋

作者: 一 茜

あひみなば

かくとも寒き

今日(けふ)のひに

いかでかひとり

またいでたたむ


《私の真面目訳》

(あなたに)会ってしまったならば

こんなに寒い

今日という日に

どうやってひとり

また旅に出れば良いのだろうか?


《おまけ》

あひみなば

=あひみる(上一段活用・連用形)+ぬ(完了・未然形)+ば(接続助詞)


「なば」で「〜てしまったならば」となってます。


《つぶやき》

今回は前投稿した、


雪降れど

散らぬ紅葉も

ある今日に

たれゆえかくも

寒くやあらなむ


(雪が降っているけれどまだ散っていない紅葉もある(初冬の)今日のような日なのに、誰のせいでこんなにも寒いのだろうか)

【一茜の歌集 (にのまえあかねのうたノート) 若紫】より


の返歌となっています。返歌ということで気をつけるべきところは色々言われていますが、私がこだわったのは、内容的なつながり、単語レベルでのつながりを持ちながらも相手への返事をするようなものにすることです。


今回は、「今日」を重ねながら寒さについて触れながら詠んでみました。


ここまで読んでいただきありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
[良い点]  かなりいい歌だと思いました。 [一言]  私は歌詞を使った事が無いので凄いです。
[良い点]  寒きという部分で冬となり、いでたたむの部分で足跡をつけていくという形ですね。返歌でも企画に乗っているのが凄いと感じました。 [一言] 返歌ということで気をつけるべきところは色々言われてい…
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