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東方幻想鉄道物語  作者: 山田 楓
本編(守矢神社)
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第6話 それぞれの野望

「そうよ。私が言ったのよ。」

パチュリーが出てきて言った。 パチュリー・ノーレッジ紅魔館の図書館に何百年と住む居候。

「いらっしゃたのですか、パチュリー様。」咲夜が聞いた。

「ええ、自分で言った方がレミィも納得するでしょうしね。」

「ふーん、で、代わりの提案というのは?」

レミリアが期待ありげに聞いた。

「乗合馬車をつくるのよ。」

「乗合馬車?」

「詳しくはその咲夜が持ってる本に書いてあるわ。」そういうと咲夜が本をレミリアに渡した。

「私が本を読むと思う?」レミリアは笑いながら言った。

「まぁ、そう言うだろうと思って、ページをめくると絵が浮き出てくる魔法をかけてある。それを使って今から説明するわ。」(プロジェクターみたいなかんじです)

レミリアは面白くないなやつだなという顔をして本をめくっていった。そして、パチュリーが説明していった。

 次の日パチュリー、咲夜、レミリアは3人で話し合いを行い、具体案を練っていった。こちらも会社をつくるようである。社長はもちろんレミリアである。実際は会長のようなもので運営権はパチュリーがもつのだが。

 一通りのことが決まったあと咲夜がパチュリーに質問をした。

「パチュリー様、どうしてめずらしく出てこられたのですか。普段は自分かあまり発言されませんのに。」

「100年前ぐらいに50年間ぐらい政治と経済の本を読んでいたことがあるのよ。その時に独占とかについても知ったのだけど、今ライフラインのほとんどを守矢に握られているでしょう。常々それが気に食わなくてレミィが守矢に対抗したいと聞いたからこの話にのったのよ。」咲夜は少し驚いた様子で、

「・・・パチュリー様、ですよね?」

「私は、私よ。他にだれがいるの?」

「失礼しました。いつものパチュリー様ではなっかたもので。」パチュリーは少し楽しそうだった。


 同じころ、守矢神社では2人の会社についての話が続いていた。昼になってようやく終わり、そのまま2人は爆睡してしまった。決まったことはこうである。

・会社名は幻想郷有鉄道とすること。

・線路及び駅施設の建設、管理は里に頼むこと。

・河童には車両整備、製作を担当してもらうこと。

 こうして幻想郷に鉄道会社と乗合馬車の会社の2つの会社が誕生した。

これはまさにこちらでいう鉄道とバスの戦いである。

果たしてこの2つの会社はお互いにせめぎあうのか、それとも共存の道に進んでいくのか。

 幻想郷に梅の花が咲き始めていた。

ライバル会社を作ってみました。まあ、実際こんな感じになりそうですが。

幻想郷有鉄道か。なんか外の世界にもよく似た名前の組織があったような(笑)

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