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東方幻想鉄道物語  作者: 山田 楓
本編(守矢神社)
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第3話 テスト準備

 早苗が話を持ってきて5日目になった。昨日は計画づくりの疲れから2人とも寝てしまった。

 お昼になると2人とももとに戻り、また計画について話し始めた。

「神奈子様。私思ったのですがこれ一度どこかでテストしないと進まなくないですか?全部我々にとっては初めてですし、新技術が詰まりまっくてますので、テストしないと。」

早苗が言った。すると神奈子が何か思いついたように言った。

「なるほど、そういえばそうだな。じゃあうちでやろう。」

「どうするんですか?」

「うちでミニチュアを走らせるんだよ。そうすればテストにもなるし、宣伝として人を呼べば一石二鳥だ。そうだこの計画もそこで発表しよう。」

「ミニチュアですか?何ですか、それ?」

「ほら、昔イベントとかであっただろう、あの、ミニ列車ってやつだ。」

「あーなるほど、そうすればまた新たな信仰を増やすことにつながるかもしれません。では、早速その旨で河童に依頼しに行きましょう。」

河童というの守矢神社にとっての技術屋である。どんなものでも器用なので作ってくれる。

2人は河童のところへ行き、香霖堂で手に入れたSLの設計図を渡してミニチュアづくりを依頼した。


 1週間後、河童たちが依頼の品を台車に乗せてやってきた。

「ハア、ハア。ここの坂は相変わらずしんどいなー。しかも、これものすごく重いし、これはこれで別報酬が欲しいよ。」

守矢神社は山の上にある。河童たちは息を切らして、辺りに倒れこんだ。

「ご苦労、ありがとさん。」

神奈子は言った。そこへ早苗もやってきて

「どうもありがとうございます。水です。どうぞ。」

そう言って河童たちに配り始めた。

「今回はどうしたんだい?いつもは塩対応なのに」

にとりが出てきて言った。にとりは河童たちの頭領だ。すると神奈子が言った。

「これからもっとお世話になるからね。今、はずれられると困るんで。」

にとりは、ふーんという顔で水を飲んだ。

この後河童たちは神社内に線路を敷き、ミニチュアを載せた。

「運転会はあさってで良かったよね?それじゃあまた明日準備しに来るのでよろしく。」

そう言って河童たちは帰っていった。


「それじゃあ早苗、運転会の知らせをだしに行こうか。」

神奈子が言ったところへバサッという音がした。ブン屋の射命丸 文である。

「どうもー。毎度おなじみ文々。新聞でーす。何やら最近、企んでいるようでそのことについてと、その後ろにあるものについて説明をお願いしたくやってまいりました。」

文は幻想郷最速の烏天狗だ。天狗は新聞を作って勝手に辺りにばらまいている。あることないこと書くのでゴシップ記事程度に見られているようだが。

「あーブン屋か。丁度いい。今から言いに行こうと思っていたところだ。」

そういって神奈子は文にあさってのことについて説明を始めた。

 次の日、河童たちがやってきて最終準備をした。運転は彼らが行う。今頃あの天狗の新聞が出回っているころであろう。

 そして、ついに運転会の日がやってきた。

今回はいい感じでかけたのではないかなと我ながら思っております。

ここで出てくるミニチュアというのはイベントとかでたまに見るミニ列車みたなものだと思ってください。

次は明日投稿します。お楽しみに!


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