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趣味のすすめ

趣味というのは、一般的には、仕事・職業としてではなく、個人が楽しみとしている事柄なのだろう。いままでいろんな趣味をしてきた。すぐにやめたのもあるし、今まで続いているものもある。


いろいろなもの・こと・するが趣味の対象になり得る。集める(骨董、切手、コインなど)、育てる(ペット、ガーデニングなど)、鑑賞する(読書、映画、美術など)、身体を動かす・運動する(テニス、卓球、マラソン、旅行・観光、ハイキング、ドライブ、ダンスなど)、演奏する(楽器、カラオケなど)、作る(陶芸、絵、写真、作文など)、ゲーム(囲碁、将棋、テレビゲームなど)。


人が趣味にしていることを仕事・職業にしている人も、趣味を持っている。人はなぜ趣味を持つのだろう。楽しみにしていること、好きなことを仕事・職業にしていないから? 好きなことがいくつもあるから? 自分の趣味を振り返ってみる。


趣味の対象となるには、自分でもやってみたいと思い、何とか取り組めそうで、自分の発想が生かせてしかも奥が深いことが重要だ。簡単にできてしまうことはすぐに飽きてしまう。


趣味に「はまる」ときはどういうタイミングか? ひとはやってみたいことをテレビ・雑誌などの情報から分かっているが、それらは自分の価値観の篩は既に通過しているから。実際にやってみて好きになれるかどうかである。好きになるということはそのことが楽しいか、楽しくて寝食を忘れて没頭できるかどうかである。没頭した時点が「嵌った」ということになる。


趣味では、使用している道具が自分で修理できるようになれば、育てる対象が治療できるようになれば、一定のレベルに達していると言える。どこまでなおせるかがその人のレベルである。


趣味から「離れる」ときはどういうタイミングか? 曲がりなりにも技術の向上を目指しているのだから奥の深さを実感して自分の能力の限界が見えたときか? これはある程度の技術を身につけたときに奥の深さが見えるかどうかにもかかっている。あるいはある程度の技術を身につけたときにこの程度の深さしかないのかと興味を失うときか? ある程度のレベルに到達したと満足して意欲を失うときか? 一方、趣味を続ける環境(特に資金と時間と体力と居住環境など)に大きく依存することは言うまでもない。


趣味は他人を誘うものではない。ひとそれぞれ興味の対象(価値観)が異なっており他人を誘うことはお節介以外のなにものでもない。同じ理由で自分から趣味について他人に語るものでもない。聞かれたら話せば良いもの。これは私事である趣味に干渉されるのを避けるためでもある。興味の対象(価値観)が異なるひとにその面白さを理解させようとすることは無駄・徒労・迷惑でしかない。一方、他人の趣味に干渉したり批判すべきではない。これは不遜以外のなにものでもない。興味の対象が万人に受け入れられることを「流行」というが、長続きしたためしがない。趣味は自己表現であり希少価値が求められるのかもしれない。


趣味を始めるタイミングというと『いつやるか?今でしょう!』東進ハイスクール林修講師の名言である。「やりたいとき」でないとできないことが多い。「やりたいとき」にすぐはじめる、やってみる。時間的余裕ができる老後の楽しみなどとしない。人間いつ死ぬか病気になるか分からない。時間があっても他の理由でやれなくなる可能性は高い。時間が無くてもその気になればやれる。趣味は先送りしない。すぐはじめて飽きれば、また他のことができる。


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