現実世界
異世界に飛ばされた俺。しかし現実はそんなに簡単な話ではなかった。
俺の名前は茨木泰。普通の高校三年生で試験を受けてる最中に何故か今魔王っぽい少女の前に座らされている。
「え?なんで俺が悪魔の血を引いているんだよ正直特別な能力ないぜ?」
すると少女が
「そなたの能力はそんな次元の話ではないのじゃ。」
そんなことをいいながら少女は椅子から立ち上がりこちらに歩みよってきた。そうすることではじめて少女の容姿を確認できた。
悪魔(俺の勝手な認識だが)には全然あっていない白銀の髪の身長140cmくらいの女の子だった。
「えっと…キミは悪魔じゃないのか?」
と聞くと少女はフンッと鼻をならし
「天使と戦っていたら悪魔か?魔族か?違うな。確かに軍には魔族の者が多いが妾の種族だけでいうと悪魔の血も加わった天使というのが適切じゃろう…」
よく分からんが複雑な事情がありそうだ。とりあえず現状の確認をしないとな。
「じゃあキミたちの連合軍?みたいなのが天使?っぽいやつらと戦ってるんだよな?なんで戦ってるんだ?」
俺の中では悪魔が手をだし天使に討伐されているんだろうと勝手に決めていた。が少女は
「天使がこの地を蹂躙し各地の都市を破壊したからじゃ。」
と予想に反する答えが返ってきた。俺は今度こそ訳がわからなくなった。だって天使だぞ?神の使いのような存在で神々しい、そんなやつらじゃないのかよ。俺の顔色を伺い少女は
「不思議そうじゃな。だが確かなことじゃ。そもそも変じゃと思わなかったか?貴様が言うところの悪魔、魔族などは種族も多く基本的な1つの群れしかなさない。そんな種族が皆1ヶ所に集まり妾みたいな子供を指導者とし戦っておる。皆天使な故郷を焼かれたのじゃ。中には人間もおるぞ?」
その話が本当だとすると俺は何故ここに呼ばれたんだろうか?そんな疑問が頭に浮かんだ。
「どうして俺を呼んだんだ?あの場でビビっているだけだった俺を…」
すると少女はフゥ〜と息を吐き
「そのためにはまず妾の自己紹介からせねばなるまい」
なんでそんな話になるんだ?と展開についていけない俺を前に少女は
「妾の名はイバラキ=
カナタ、貴様らの一族の一応トップに今いる者だ。イバラキと呼ぶのはお互いめんどうじゃから特別にカナタ様と呼ばしてやろう。」
イバラキ…?なんで俺と同じ…?しかも態度でけぇと思っていたがカナタは話を続けた。
「まずそなたをこの世界に呼んだ、という認識のようじゃがそれは違う。そもそも世界は1つで外も内もなくこの世界だけじゃ。」
はぁ何いってんだこいつは…。
「ちょっと待てよじゃあ俺がいた世界はなんなんだよ少なくともあの世界は存在してただろ」
少し怒りながらいうとカナタは
「それが貴様の能力による副作用じゃ。それにより貴様は過去にこの世界で栄えていた文明の日常を体験していたにすぎない。確かに学生という者たちが勉学に励む時代もあった。だがそれは少なくとも1500年は前じゃ。そしてその世界の成れの果てがこの地じゃ。」
どういうことだよ。わけがわからねぇ。じゃああれか今まで体験したことは全部夢オチか…ははは(笑)そんな馬鹿な…。
「貴様がなんと言おうとその現実は変わらん。受け入れずに外に出たら次こそは死ぬかもしれんぞ。」
マジでか…受験は?家族は?友達は?あれ全部がなかったのかよ…!そんな馬鹿な…!
「貴様に1つ教えておいてやろう。貴様の能力の副作用にすぎん能力だから穴が恐らく大きいだろうしな。家族、友達、恋人。誰でも何でもいい。思い浮かべてみろ。恐らく経験の記憶はあっても身体的特徴は思い出せん。妾は奥の部屋に帰る。またようがあったら気軽に呼べ。」
と言ってすぐに横に控えていた8枚羽の悪魔さんを携えて部屋に帰っていった。俺は必死に思いだそうとしたがカナタが言った通り全然思い出せなかった。
「マジかよ。じゃあもしカナタが言った通りだとしたら現実世界に帰るのが目的とか勝手に思ってたけどここが現実の世界なのかよ。しかも能力があるにしても何か教えてくれねぇし。」
俺は1人絶望したような、しかし何かに納得したようなそんな心境で1人座り込んでいた。
はぁもしそれが本当でも嘘でも俺は死にたくはない。ならここにいる方がきっといい。ならそうすることに決めたことをカナタに報告しに行くか…!ウダウダ悩むのは例え夢の中だったとしても受験勉強だけで十分だぜ……ついでに興味あるから俺の能力についても聞きますか…
そして俺は彼女の部屋へと向かった。
この選択が俺にとって大きな意味があったことに全然気づかずに…。
前回の最後で主人公の名前間違えてました。すみません。治しかたもわからず放置になってますがお許しを…。また小説を書くのにも慣れていませんので稚拙な文章にはなっておりますが生暖かい目で応援お願いします。




