俺はどうなるんだろう…?
俺の名前は茨木泰。東京の高校に通っている三年生だ。ちなみに今は11月。まさしく受験シーズンに入ろうとしていた。物語はそんな肌寒い時期から始まる。
俺は日曜なのにテストを受けていた。全国模試と言われる合格率をはかるための試験だ。正直テスト問題は全然解けずにずっと窓から外を見ていた。そしてこんなことを考えていた。
「ラノベやゲームみたいな二次元みたいな世界に行ったら勉強なんてなくてちやほやされて楽なんだろうなぁ…受験から解放されるなら行ってみてぇ〜」
そんなことを考えたていたらまわりが騒いでいた。なんだ…?と思いまわりの様子を見ると 「地震だ!逃げろ!」 と叫んでいた。まわりの試験官の人達が案内し外に出ようとしていた。しかし何故か俺のまわりはまったく揺れていなかった。それどころかまるでそこに存在しないかのように試験官も周囲の人達もまったく俺を気にもとめなかった。
「待ってくれよ!俺、ここにいるだろ!なんなんだよ…なんなんだよ、これ…!」
と正直泣きそうになっていると急に声が聞こえた 「こいつか?間違いないんだな?」
なにを言ってるのか理解出来なかったがヤバいということだけは感じたので椅子から立とうとした。しかしまったく立つことが出来ず押さえつけられているようだった。そしてまわりから完璧に人の気配がなくなったタイミングで
「ようこそ、キミは選ばれた。こちらの世界で生きることを、そして○○になることを」
よく聞き取れなかった部分もある上にテンパっていて内容の理解は全然出来なかった。そうしてる間に意識がだんだん曖昧になっていった。
どれくらい時間がたったのだろうか。多分太陽の光で目覚めた。そしてまわりを見渡し叫んだ
「ここどこ!」
まわりを見渡したら確かに学校の中にはいたが外の景色は日常でみない風景だった。まわりは木々が生い茂り、川まで流れていた。
「東京にこんなところなかったはず…。じゃあ夢か…?いやめっちゃリアルだしな。まぁ外に出てみるか」
と外へ出てみた。
外へ出るとまるでRPGのラスボスに出て来そうな8枚羽の天使がいた。 「あぁ〜なにこれ?ラノベの主人公よろしく、異世界に召喚されたのかな?あっはっは(笑)……やべぇ落ち着け俺、落ち着け…!」
1人固まっていると天使の横から更に8枚羽の恐らく悪魔的な何かが出てきて戦いはじめていた。正直何がなんだか分からないがヤバそうなことだけはわかったので全力で校舎の中へ走って逃げた。いやいや無理だろ?なんだよ天使、悪魔って。10分程度たったところで戦っていた音がとまった。窓から外を見てみると天使がいなくなり悪魔が校舎を見ていた。天使が負けたのか…。正直意外だった。光って闇に強いイメージがあったからな〜。隠れながら悪魔?を遠目に見ていると手をこちらなかざしたのが見えた。一瞬光ったと思ったら次の瞬間校庭の、悪魔の目の前にいた。やべぇ…漏れそう…。もうオーラが違うよ、オーラが…。1人起きたことを理解出来ずテンパっていると悪魔?は急に頭を下げて挨拶してきた。
「私たちの主があなたをお待ちです。ついてきてくれますね?」
あんな戦いをみた後のお願いなんて脅迫だと思うんだが…。まぁここにいてもしょうがないからついていくか…。
「わかったよ、ついていく。で、どう行くの?」
と聞くとニコッと笑いこちらを見た。…!なんてことだビビっていて全然気づかなかったがこいつ女の子だ…!しかも普通に可愛い。俺のバカ…!何故気づかなかった…!ラノベ展開ならフラグを立てる場面なのに。そんなことを考えていると悪魔?っ娘がこちらに手をかざし光ったと思った瞬間場所が変化し見るからにまがまがしい玉座っぽいイスの前にいた。
そこに1人10歳くらいの女の子がいた。少女は
「よく来たな。保田潤貴。貴様を妾の軍に組み込もうぞ。喜べ」
なに言ってるんだこのちびっこは…?まわりに目線をさ迷わせても誰1人いなかった。いや…!玉座の横にさっきの悪魔さんがいた。
一応聞いてみることにした。
「なんで俺みたいなやつ?自慢じゃないが俺、魔力なんて当然ないし、科学的な力もないし、幻想だって打ち破れない普通の人間だぜ?」
というと少女は不思議そうに
「何を言っておる?貴様はこの世界の生まれじゃろ?しかも我が父と愛人の間の子。潜在能力だけなら我らが軍でもトップクラスじゃ」
はぁなにそれ?どゆこと?
この日俺のリアルな世界は日常から非日常が当たり前の世界にシフトチェンジした。




