表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません  作者: Karamimi


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
32/100

第32話:ソラ様とお友達になりました

「急にこんな事を言われても、混乱いたしますわよね。それでも私は、殿下とソフィーナ様には幸せになって欲しいのです。ソフィーナ様、何かお困りごとがあったら、何でも言ってください。私が力になりますわ」


 困りごとか、それなら!


「それでしたら、私とお友達になってくださいませんか?私、少し前までどうしようもない性格でしたでしょう?そのせいで、令嬢のお友達が1人もいないのです。せっかく健康に生まれて来たのに、お友達もおらず寂しい人生を送るのかと思うと、なんだか惨めで。


 あの…それで、もしソラ様さえよろしければ、その…私とお友達になってもらえませんか?」


 言ってしまったわ。さすがに図々しかったかしら?


「あの、もしご迷惑なら、断ってもらっても…」


「私の様なものが、ソフィーナ様とお友達にですか!それは光栄ですわ。ぜひお友達になってください。まさかソフィーナ様に、そんな嬉しい事を言ってもらえるだなんて。これは夢かしら?愛するルドルフ様と婚約できただけでなく、今一番注目されている社交界の華、ソフィーナ様とこの私がお友達になれるだなんて。


 本当に私の様なものでよろしいのですか?」


 なぜかソラ様が、今までにないほどの興奮状態で迫って来たのだ。


「ええ…ソラ様さえよろしければ…」


「まあ、嬉しいですわ。ぜひお友達になってください。それにしても、ソフィーナ様からそんな嬉しいお話が頂けるだなんて。ソフィーナ様は、殿下のお誕生日パーティ以来、全てのお誘いをお断りしていらしたでしょう?


 ですから、貴族世界の人間と関わるのが嫌なのかと。でも、そう考えるのも無理はないと思いますわ。今まで避けていたのに、掌を返したように、令嬢も令息も迫ってきたら、警戒いたしますよね。


 皆様、ソフィーナ様を自分の家の夜会に参加してもらえないかと、必死になっていらしたのですよ!」


「まあ、そうでしたの?申し訳ございません。夜会などの判断は、両親や兄がしておりまして。私はどのお家から招待状が届いているか、把握していなくて。


 ですがソラ様の婚約披露パーティには、ぜひ参加させていただきますわ」


 沢山の貴族から社交界の招待状が届いているとは聞いていたが、そんなにたくさん届いていただなんて。それも令嬢のお家からも!しれっと断っていたとは知らずに、友達が出来ないと嘆いていただなんて。


「公爵様たちが心配するのも無理はないですわ。今やソフィーナ様は、貴族世界で一番注目されている令嬢ですもの。こんな事を言うのは失礼かと思いますが、その…昔のソフィーナ様は、とっつきにくいところがありましたでしょう?


 ですが前回の夜会で、すっかり丸くなられたソフィーナ様を見た令息や令嬢たちは、何とかしてソフィーナ様と仲良くなりたいと必死なのです。もちろん、リレイスト公爵家の令嬢という点も魅力なのですが、なんと申しますか、ソフィーナ様は人を寄せ付けるというか。魅了させると申しますか。


 とにかく人として素晴らしいお方なのですよ」


 私が人として素晴らしいですって?


「ソラ様、いくら何でもお世辞がすぎますわ。私はどうしようもないクズ令嬢だったのです。そんなクズな私が、その様な事…」


「ソフィーナ様は、全く周りが見えていないのですね。アレック様やセシル様はもちろん、他の令息たちからも熱烈な視線を送られているというのに、全く気付かないだなんて。まあ、そんなところも、ソフィーナ様の魅力ですよね。


 私もそんなソフィーナ様の虜になった人間の1人なんです。これからよろしくお願いしますね」


 そう言ってにっこり笑ったソラ様。

 そこまで絶賛される理由は分からないが、ソラ様はどうやら私を受け入れてくれた様だ。


「ソラ様が私を受け入れて下さって、とても嬉しいですわ。こちらこと、よろしくお願いします」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ