爆弾投下
【壮絶な復讐が今始まる!】
姉の復讐のため、恭弥は狡猾な罠を仕掛けていく——。
川崎数馬たちが押し入った暴力団の事務所は、ネットで検索したらすぐに特定できた。犯行は四日前らしい。
「一週間も我慢できなかったわけか……」
恭弥は苦笑する。改めて、川崎数馬の口の軽さに呆れてしまう。おそらく、彼は仲間から堅く口止めされていたはずだが、一週間も経たずに口外したことになる。
もっとも、犯行に加担した連中も似たようなものだろうから、仮に川崎数馬が黙っていたとしても、遅かれ早かれ他の誰かが漏らしていただろう。
恭弥は自室でさっそく作業に取りかかった。直接手をくだせないのは少し不満に思ったが、リスクの少ない方法があるなら当然そちらを選ぶべきだ。
まずは、居酒屋で仕入れた情報をパソコンのメモ帳に入力していった。川崎数馬の個人情報を加えたあと、全体を何度か推敲してからA4サイズのコピー用紙に印刷した。
次に、川崎数馬の顔写真——居酒屋で隠し撮りした横顔と中学の卒業アルバムのもの——を写真用紙に印刷した。
続いて、USBメモリーにスマホで録音した音声データをコピーし、念のためテキストデータと顔写真のデータも保存する。
最後に、印刷したA4用紙を三つ折りにして、顔写真とUSBメモリーとともに封筒に入れて封をした。
「よし。これで準備完了だ」
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