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告白
【奈央の本性が暴かれる!】
激しい嫉妬心から、奈央は同級生を徹底して追い込んでいく——。
「ずっと好きでした。わたしと付き合ってくれませんか?」
体育館の裏で、奈央は長く想いを寄せていた同級生の男子生徒に告白した。
フラれるなんて、一ミリも予期していなかった。そのため、彼の返事を聞いた瞬間、奈央は言葉を失った。
「ごめん。他に好きな子がいるんだ」
頭の中が一瞬でまっ白になった。周囲の景色がぼやけ、まるで夢の中にいるような感覚に陥った。雅が申し訳なさそうな顔で何か口にしているようだったが、その声は耳に届いてこない。世界から音が消え、自分だけが取り残されているような奇妙な感覚に囚われた。
何も考えられないまま、雅が背中を向けて去っていく姿を奈央はぼんやりと見つめた。
気づけば、奈央は自宅の自室にいた。どうやって帰り着いたのか、ほとんど記憶になく、いつの間にか部屋にいたという感覚だ。
脳裏に、雅の言葉がフラッシュバックした。
「他に好きな子がいるんだ」
奈央はベッドに倒れ込むなり、声を上げて泣き崩れた。
「なんで……なんでよ! なんで、わたしじゃないのよ!」
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