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オカルト麻雀対戦記、列伝。~浅井裕介プロ対局編~

作者: 櫛引 祐二


2023年、4月某日。

都内、春日、雀荘エース。


(Mリーグルール、時間打ち切りアリ)




今日のゲストは、最高位戦日本プロ麻雀協会、

RMUクラウン連覇、浅井裕介プロ。


浅井プロが、麻雀マスターズを優勝する直前でした。

ここからの浅井プロの活躍ぶり。笑


マスターズ優勝、朱雀リーグ優勝、

Mトーナメント準決勝進出。

ただ団体リーグ戦だけが調子が上がらないようで、、

(言わなくていいww)



浅井プロ、髪切りたての、

短髪シルバースタイルで登場。


すぐ伸びて、今は元のヘアースタイルに戻っていますが。



さあ早速、同卓券を使って浅井プロとの初対戦です。

天下の浅井裕介がゲストだってえのに、初回、2卓開催。


大丈夫ですか麻雀界?




東家 スタッフ


南家 浅井裕介プロ (森○はマブダチ)


西家 櫛引 祐二 (○井はマブダチ)


北家 お客A









東1局 ドラ六萬



櫛引祐二は手になっていない。ちと厳しい。

親スタッフから仕掛けが入る。

下家の北家も、仕掛けを入れてくる。


局のド終盤、浅井裕介プロが意を決してリーチ。

テンパイ即リーチ模様。




俺以外、全員テンパイか・・・




何だかめちゃくちゃジリジリとした入りからの、

濃度の高い局展開。東発から、、、





「っツモ。」




   三四五六七八⑤⑥⑨⑨789



ちょっとして、浅井裕介プロの⑦ピンのツモあがり。


メンピンツモ、ドラ1。1300、2600のあがり。




うん、、

とてつもなく集約された感じのあるあがりだったな。

1局だったな。


ピンズでのあがり。これがこの後、どうなるか。

浅井さんにだけ利する色なのか、

それとも、場を支配する(ピンズ)なのか、

わからない。


俺の状態の良し悪しは、、、

それも、ちょっとわからない。

ふふふふふっ。



でも体感、眺めているだけではダメだろうな絶対。

ちょっと無理してでも、切り込んでいった方が良さそう。

どこかで。

このままじゃあ、ちと重たい感じ。







東2局 1本場  南家 ドラ發



櫛引祐二、あがり形、、




   ── 3345556五五五 ⑦⑦⑦ポン ──




5の1枚は赤牌。

五の1枚は赤牌。



3ソウのツモ。タンヤオ、赤赤。

1300、2600は、1400、2700のあがり。

一瞬、テンパネしているかどうか悩んでしまった。笑



3ソウを1枚目スルー。

⑦⑦⑧の形から、⑦ピンをポン発進。

またみんな向かって来ている、局のド終盤で、

僥倖の僥倖の、ツモあがり。


あまりにも局の終盤までもつれ、

3ソウ1枚目スルー、激ぬる櫛引祐二だっかと思いきや、

結果的に、ベストタイミング。

4、7ソウ待ちに、したいと思っていたから、、



このツモあがりは、打点がどうこうじゃなく、

確かな、確かな手応え。






東4局 北家 ドラ②ピン



配牌、、



   357②③⑤⑨三六東南中中



途中、、



  345789②③中中  東東東ポン



あがり形、、



  345789②②中中  東東東ポン




1枚目の中をスルー。

僅差のトップ争い、雀頭候補が無い手牌、鳴かない打ち手の方が多いのではなかろうか。東を重ねる。東は1鳴き発進。その内、ソウズの嵌張をポコポコ埋めていく。局の中盤、①④ピンが4枚見えのところに、ドラ②ピンを引いて、中と②ピンのシャボ待ちに構える。テンパイ気配の親番下家から、すぐに中が出て、満貫あがり。東、中、ドラドラ。8000点の加点。

またまた、怖いくらいのベストタイミング。






南2局 南家 ドラ⑤ピン




あがり形、、



  五六②③④⑤⑤888  756チー



⑤ピンの1枚は赤牌。

5ソウは赤牌。


タンヤオ、ドラドラ、赤赤。



七萬で、対面スタッフから打ち取る。8000点の加点。




いやしかし、この対面のスタッフさん、後藤竜司さん、とにかくとにかく、終始、鳴きまくる。

鳴いてリズムを作っていくスタイル。


結果的にだけど、この対面の鳴きも相まって、好調さを持ってくる、あの、タンヤオ赤赤の3ソウのツモあがりも出来たし、終始、良い状態で闘えたのではなかろうか。


まあそれを踏まえ、流れの潮目(アヤ数、色の強さ)を予見した選択を、きちんと自分自身で行えていたというのが前提にはあるのだが。


てへっ。




全く崩れることなく、半荘終了。


49700点持ち。1着。+69.7ポイント。










2半荘目、先ほどと同じ卓。



今度は純粋にクジ運で、また浅井裕介プロとの同卓を引き当てる。

本当に持っている男だぜ、浅井裕介プロ、そして、

櫛引祐二。




東家 お客B


南家 浅井裕介プロ(日本一キレやすいプロ雀士)


西家 お客C


北家 櫛引 祐二(世界一ためになるオカルト麻雀論)


たぶんww




うん、浅井プロは、また先ほどと同じ席の南家か、、

しっかりしていたっぽいが、この半荘は、どうなる??





対局開始、




手牌、局面に、リンクし続けられる。

あがりや、冷静な受けで、局を回して行けている。


また、ナチュラルにトップ目に立つ櫛引祐二。

流れ、変わらず。


不変などない、が。






東4局 親番 ドラ3ソウ



手牌、、



  2355六七八  ④③⑤チー 白白白ポン



5ソウの1枚は赤牌。




数巡経ってこの形。きっと、テンパイ1番乗り。

上家お客Cからイーソーを打ち取って5800点の加点。

白、ドラ、赤。












ここで、ある印象的なシーン。


櫛引祐二が、水を飲もうとして、マスクを、ちょっとの間、外した。




ここまで2半荘、全く、長考どころか小考すらしない、淀みない摸打、選択、そしてあがり、闘牌の披露。


浅井裕介プロが、強い打ち手だな、良い打ち手だな、と思ってくれていたのかどうなのか、俺の顔を、十数秒間、マジマジと見ていた。


俺は、目線など合わせない。敢えて、そんなことはしない。

だが、あまりにも、あまりにもマジマジと見ていた。ww

対面同士だったから、なお、分かりやすかった。






“誰だこいつ、ひょっとして、名のある打ち手か? 顔は、知らない、、知らない顔だなあ、、見たことが、ない。今まできっと、同卓したことがない初顔だ。誰、、、何者だこいつ、、”






見たことがない、会ったことがないでしょう。そりゃそうでしょうよ。





      ーーーーーーーーーーーー






浅井裕介プロは、まだ俺がオクタゴンに通っていた頃、浅井裕介プロがゲストの時に打ちに行ったが、同卓なんてさせてもらえず、店内で同じ空間にいた、それだけの接触しか今までなかったのだから。




移転する前の、渋谷のオクタゴン。

ちゃんと同卓抽選システムが確立する前の、オクタゴン。

もうきっと、6年近く前か?


半分イジワルされて、半分、店内状況で、

どんなゲストでも、同卓なんて全くといってさせてもらえなかった渋谷オクタゴン。

2年間、ボチボチ通って、

唯一同卓させてもらえたゲストは、大和プロだけ。ww

唯一の収穫は、調整に来ていた野生の岡田紗佳プロとガッツリ5半荘くらい連続で打てたこと。その時はもう岡田さんは、Mリーガーになって初年度の時。しびれた~。




でも、オクタゴンとゴタゴタがあったことは、

全て、自分の責任。


だいたいいつも2半荘しか打たないし、

ちゃんとその時の同卓状況を聞いて、たとえウザがられても、しっかり店員に食らい付いていかない自分の責任。

あまりにも俺にだけ、同卓状況を伝えないで、避けて行っていたけど、乱暴な口調で店長を問い詰めたことは、全て自分の責任。


争いの原因を、他人の存在やせいにしない、俺は。


櫛引祐二は。麻雀と一緒。







※ 大和プロ、何だかオチみたいに使って、

申し訳ありません。ただ真実を、記述しているだけです。


ここまでされても、2年間も気が付かないんだから、何というか、俺も、ある意味、ある意味、

人が善すぎるというか何というか。ww


最後の最後に、店長が思いっきり俺の前でボロを出さなければ、あの時の発言、スタッフとのやり取りが、聞こえなければ、本当に気が付かなかった。


順番通りいけば、確実に確実に、俺が小林剛さんと同卓できるはずだったのに、それなのに、それなのに・・・・

ちょっと待てよ、おい、、、、、。




アタマにきすぎて、ちょっと、ちょっと、

我慢が出来なかった。

後から電話で、乱暴に、店長を呼び捨てしちゃった。

抗議を、しちゃった。






他人のせいにしない、俺は。


今回のケースがどうこうじゃなくて、

生き方として。麻雀と一緒。


ただただ、真実を、ただただ、真実だけを、、、。








     ーーーーーーーーーーーーー











南3局 南家 ドラ中 新ドラ⑦ピン



櫛引祐二がリードのまま、ラス前。


ここで、RMUクラウン覇者が、反撃の鉄槌!




浅井裕介プロ、あがり形、、





  ── ①②③⑦⑧⑨西  南南南南 北北北 ──





風牌ではあったが、北のポン発進から、声色が違った。

ここまでの苦しさ、歯がゆさを物語っているようだった。

南は、加カン!

まさに電光石火、わずか7~8巡の出来事だった。

浅井プロの雰囲気から、よもや小四喜? まで、同卓者はきっと頭をよぎった。櫛引祐二も、例外ではない。

親番である上家が東を切って通してくれた。



ピンズを1枚、ツモ切ってくる浅井プロ。



きっと好形のイーシャンテンだった親から、

西が溢れて、打ち取り。



南、北、ホンイツ、チャンタ、

新ドラ⑦ピン1枚乗って、ハネマン。12000点の加点。







・・・・・俺にも西が、1枚浮いていた。


手牌は、愚形のイーシャンテン、、、


ここまでの流れから、テンパったらどうしていたか。


正直、ここに関しては、準備が出来ていなかった。


は、速い、、、。あっぱれ、お見事。。







オーラスは櫛引祐二が、

脇の方から鳴きタンヤオ三色赤赤の親満貫を一度あがり、

次局はその脇の方から、

ハネマンをツモられて半荘終了。



40000点持ち、1着。+60.0ポイント。




最後、浅井プロに結構迫られたな。


対局、ありがとうございました。






今回の成績。


1着 +69.7


1着 +60.0


合計= +129.7ポイント



















  ピックアップ1局、のコーナーぁあ~~!!







2023年、7月某日。


練馬、雀荘、「薫風」にて。




薫風さんの説明を、ざっと。。




しあわせ麻雀を謳う、

至って普通の、ノーレート競技フリーです。




30000点スタート、30000点返し、

一発、裏ドラ、カンドラ、無し。


順位点、トップから、

+12、+4、-4、-12。


朝10時から、夕方17時まで、

料金一人、一律1000円。

つまり早く行けば行くほどお得です。多く打てるから。


時間制限、一切無し。

最終半荘が長引くならば、

夜7時くらいまでも、やってくれます。

まさにこの前の俺の時が、そうでした。


自動配牌なし。しっかりサイコロを振って、

配牌を取っていくスタイル。











あなたが自身の心をしっかりと見つめ直したい時、

あなたが自身の麻雀を見失いそうな時、

あなたが、大事な対局を控えている時、





是非、ここ、薫風さんを訪れてみて下さい。

理由は、訪れてみれば分かります。











お客さんは、年輩の常連の方々が多めです。

たま~~~に、

若い人が1人混じっていたりします。笑


マスターがとても良い雰囲気の人です。

物言わずとも、純粋な麻雀愛が伝わってくる人です。







敢えて、薫風さんのマイナス部分をあげるならば、、



おしぼりがありません。


飲み物が、温かいお茶しか出ません。





半荘ごとに、しっかりトイレで手を洗いましょう。


お店の近くに自販機があるので、

冷たい飲み物を買って行きましょう。





7時間で1000円打ち放題を考えたら、

それくらいのことでグダグダ言ってはいけません。


営業時間内であれば、

一度お店を出て戻ってきても構いません。







俺は、なかなか足が練馬に向かなかったけど、

思い出したら、どうしても行きたくなって、

ちょうど2年ぶりの、再訪。













4半荘目




東4局 南家 ドラ白




断トツトップ目の、櫛引祐二。



配牌、、信じられない、





     東西西西北白發①⑨一19 6






中張牌、6ソウだけ。笑 第1ツモ、9ソウ!

それはもう持ってるっちゅうねん!! 笑



国士無双リャンシャンテン。



足りないの、南、中、九萬だけ!





ちなみにこの局がどうなったかと言うと、

俺は、

配牌を見た時点で自分のあがりが無いのが分かりました。







ここまでの流れから、今局のあがりは、きっと、


①④⑦ピンか、東や、白や、一萬や、イーソー。


低目の字牌、低いスジでの、あがりになる!!



もう、この国士配牌、そこは、

入っちゃってるでしょ?


ね。





結果は、櫛引祐二の状態がめちゃくちゃ良いから、

しっかりと序盤に目に見えて“中”が枯れ、


しっかりと①④ピンを4枚掴み、


親が鳴きダブ東のみの1000オールを、

しっかりと①④ピン待ちでツモりあがっていました。



国士配牌は、引いたのは南だけ。

イーシャンテン止まりでした。










弘前“南中”出身の、“九”シビキ君。








地和國士無双、


天下無双に重なる日は、


一体いつにやら、、











本日の教訓です。二つ。






教訓1





救うのも鳴き、窮するのも鳴き、



変えるのも鳴き、変え“ぬ”のも鳴き。






教訓1





空間、

人の心、

席(方角)、

数のアヤ、

言の葉、

浮遊している“波”、



全部ひっくるめて、麻雀を創造していく。















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