夏休みってすごい早さで過ぎていくよね
「じゃあまた明日迎えにくるわね〜!楽しんで〜!」
「ありがとうございます」
ゆうのママの車が去っていく。
今日はみんなでキャンプに来た。
キャンプといってもコテージを借りてバーベキューをしたり、花火をしたりする手頃なやつだ。
「ゆうのママに送ってもらって助かった」
「一緒に泊まるって言うんじゃないかとヒヤヒヤした」
「そうなったらそうなったで楽しいよ」
私たち以外はもうすでに到着していたようだ。
「ハルカ〜!待ってたよ」
「ミヤコお待たせ」
「ハ、ハルカ!荷物もつよ」
「新太くんありがと」
「ふふ、中西くんのは僕が持ってあげようか?」
「川上うるせー」
「少し休んだら、川の方に行こうぜ」
「スイカ持ってきたから、お昼に食べよう」
少し行くと川がある。
裸足になりそろりと足を川につけてみた。
「気持ちいい!」
キリッと冷たい水が夏の熱い日差しで火照った体を冷やしてくれる。
「スイカはこの辺りで冷やそうか」
「うん!馨くんありがとう」
「水も綺麗だなぁ」
「高垣は荷物すごいね。何持ってきたの?」
ミヤコの言う通り、新太くんだけリュックがパンパンだ。
「気がついちゃった?みよ!俺の相棒を!!」
新太くんがリュックから出したのは大きな水鉄砲だ。
「川といえば水遊び、水遊びといえば水鉄砲でしょう!!」
新太くんは手早く給水し、みんなに水鉄砲で攻撃し始めた。
「つめたっ!高垣〜っ!!」
ミヤコは手で水を掬ってかけてた。
「千堂、そんなんじゃだめだ。喰らえ高垣!!」
ゆうはスイカ用のバケツに川の水を汲んで高垣くんにかけてた。
「ちょっと、僕にもかかったんだけど!」
馨くんは比較的被害の少なかった私の方に逃げてきた。
でもごめんね、私こういうの大好きなんだ。
私はこっそり両手に水を掬い馨くんにかけた。
「私馨くんに勝つ!」
「もーハルカちゃんまでやめてよ」
「あはは、馨くんびちゃびちゃだね」
「隙ありっ!」
「きゃ!」
びちゃびちゃになった馨くんをみて油断していた。
後ろから新太くんが水鉄砲で攻撃してきたのだ。それもハイパワーで。
髪の毛ぐっちゃぐちゃになったし、鼻に水まで入った。
「あはは、ハルカちゃんも水浸しだね」
「新太くんに一本取られた」
「ごめんごめんごめん!!あ、あれ、ハルカちゃんその、透けっ透けてる!!」
新太くんがそう叫ぶと馨くんは真っ赤になり、ゆうは走ってきた。
バサッと私にタオルをかける。
「わっ」
「全員目を閉じろ、目を開けたら殴る」
「男たちってばっかねぇ」
「水着だから透けて平気だよ」
「そういう問題じゃねぇのよ」
ミヤコは黒、私は白のTシャツの下に水着を着ていた。
水がかかったことで、私の水着が透けてしまったのにみんな驚いてしまったのだ。
「ハルカと千堂はとっとと着替えてこい。体冷えるだろ」
「なになに中西急にジェントルマン」
「うるせー」
「ぼ、僕たちはバーベキューの準備でもしようか」
「か、川上、いいこと言うじゃん。行こう行こう」
「行け行け、肉焼いてこい」
「中西も行きなさいよ・・・」
着替える頃には火の準備もできていて、みんなでバーベキューをしたり、スイカ割りをして楽しんだ。
さすがは現役のバドミントン選手、ミヤコが見事にスイカを真っ二つに割ったのでした。(音が怖かった、ビュンっていってた。)




