夏祭り、王道ラブイベントだよね
今日は楽しみにしていた夏祭りだ。
「ミヤコ、綺麗」
「さ、ハルカも着付けてもらって!」
「よろしくお願いします」
「はーい、お姉さん張り切ってます」
ミヤコのお姉さんが着付けができるということで、私は今ミヤコの部屋にお邪魔しています。
わざわざ私に貸すために浴衣まで持ってきてくれた。
「いつもミヤコと仲良くしてくれてありがとうね」
「いやいや、私の方こそお礼をいってもいいきれないくらいミヤコに仲良くしてもらっています」
ミヤコのお姉ちゃんは美容学生ということでヘアメイクまでしてくれた。
ミヤコは紺地に朝顔柄の浴衣。キリッとしたミヤコの美しさを際立たせている。
私は薄い青地に金魚柄の浴衣だ。可愛らしいデザインでワクワクする。
「ハルカかわいいよ!これで川上もメロメロなんじゃない?」
「馨くんもくるって言ってたもんね」
「ふふ、下の名前で呼んでるのなんか新鮮。ね、ハルカは正直川上のことどう思ってんの?」
「ええ!馨くんはいつも優しくて、いい友達だなって思ってるよ」
「へぇ、じゃあ高垣は?」
ミヤコはニヤニヤしていた。な、なんだなんだ。
「高垣くん!?うーん、高垣くんも優しくていい友達だよね。入学式の時一番最初に声かけてくれたんだ」
「なるほどねぇ。高垣のやつ一目惚れってやつだな」
「ミヤコ?」
「ううん、なんでもない!さ、行こう行こう」
こうして私はミヤコと一緒に夏祭りに向かったのだった。
***
「なんだまだ男だけか」
「なんだってなんだ川上」
「それにしても遅せぇな」
俺は今ドキドキしている。
今日は楽しみだった夏祭り。何が楽しみだったかというと中川さんと一緒に行くからだ。
まぁこうして川上とか中西とかいるけど。
「お待たせ」
千堂の声が聞こえて振り向くと、千堂と中川さんがいた。浴衣姿で。
可愛すぎて、中川さんしか目に入らない。
「高垣くん鼻の下伸びすぎ」
川上はなんか言っているけどもはや俺には聞こえない。
「どうかな?」
「かわいい、中川さんかわいい。うん、かわいい」
「ちょっとー!私はぁ!?」
「千堂さんもきれいだよ」
「ありがと川上」
帯もかわいくしてもらったんだとくるりと後ろを向く中川さん。
露わになったうなじに高校生男子である俺の胸はドキドキで張り裂けそうになった。
「馬子にも衣装ってやつか。行こうぜハルカ」
俺はもう少し中川さんの姿を目に焼き付けておきたかったのに、中西がどんどん進むから俺たちも祭りの人の流れに乗って進んだ。
「ハルカちゃんに見惚れすぎ。置いていくよ」
「おま!いつの間に下の名前で!!」
「さぁね」
中川さんに関して正直俺は中西や川上より出遅れていると思う。
このイベントをきっかけに俺ももっと仲良くなるんだ!
「中川さーん!一緒に射的やろう」
「私射的得意だよ!勝負ね」
中川さんの笑顔が今日もかわいい。
「ねぇ高垣の顔やばくない?」
「とろけてるよね」
「きも」
「あのさ、あんたたちってハルカのことどう思ってんの?」
「俺のだけど」
「中西くん何言ってんの。僕は好きだよ」
「高垣、あんたこの2人と張り合えんの・・・」
ブックマークが4件に!!
総PV2000回に!!嬉しいです。ジャージー牛乳プリン食べます。Cani




