やっぱりメガネの人って勉強得意なの?
「最近熱心に勉強してるね」
「川上くん」
「僕も勉強して帰ろうかな。一緒にしてもいい?」
「うん。仲間ができて嬉しい!」
川上くんは私の隣に座り、私のノートを覗き込んだ。
「今は英語勉強しているの?」
「うん。英語は苦手なんだ。川上くんは何が苦手なの?」
「テストの教科はどれも好きなんだ。僕は勉強が好きみたい。でもだからかな、運動は少し苦手」
恥ずかしそうに微笑む川上くん
「勉強が好きな人っているんだね」
「僕で良かったら英語、分からないところ一緒にやろうか?」
「え!いいの?」
「もちろん。中川さん毎日遅くまで勉強してるよね。そんなに勉強苦手なの??」
私はゆうとの勝負について川上くんに伝えた。
「なるほどね、それは頑張らないとね」
「でもきっと無理だよ。ゆうは特待生だから勝てっこないよ」
「負けるってわかってるのにこんなに一生懸命勉強できるの、すごいね」
「え、えへへ」
川上くんと普通に話せるようにはなったけど、彼の持つ不思議な雰囲気に時々ドキッとするのだ。
他の男の子とは違う、なんというのだろう、たまに急に真っ直ぐな目になるのだ。
そんな目で見つめられながら褒められるなんて流石に照れてしまう。
「もし英語で中西くんより高い点数だったら、ご褒美あげるね」
「ご褒美?」
「うん。だって中川さん頑張ってるのにご褒美くらいないとね。じゃあ早速このページからやっていこう」
こうしてご褒美という言葉に釣られながら
私と川上くんは毎日放課後残って勉強するのが日課になっていった。
川上くんは自分で勉強が好きだということもあって、教え方がとても上手だった。
***
そしてあっという間にテストの日を迎え、無事終了。
「はぁ〜!!終わった終わった」
「中川さんお疲れさま、手応えあり?」
「特に英語がね!川上くんのおかげで自信を持って解けた問題がたくさんあったよ」
「それは良かった」
「川上くん、英語教えてくれてありがとう」
「いい結果だといいね」
「ね。せめて川上くんからご褒美がもらえる結果だったらうれしい」
「あはは、ご褒美考えておかなきゃね」
帰る前にそんな会話を川上くんとしていたら
「ご褒美?なんの話かな?ハルカちゃん」
「げ!!ゆう!!」
ゆうに頭をバスケットボールのように掴まれた。
「げ!!じゃないでしょ。ご褒美ってなんの話よ」
「中川さんが負け戦の中諦めずに勉強を頑張ってたから、点数で僕がご褒美をあげることにしたんだよ」
「そう!ずっと川上くんが勉強見てくれてたんだから!英語くらいは負けないからね」
「へぇ。俺に隠れてそんな面白そうなことをやっていたんだ」
ゆうは不機嫌そうに私の頭を掴んだまま軽く揺すられる。目が回りそうなんですけど!
「ほら帰るぞ」
「え?一緒に帰るの?」
「なんか問題でもあるのか。ほら、早くしろよ」
ゆうは私のカバンを持って先に行ってしまった。
「待ってよ!あ、じゃあ川上くん、本当にありがとう!またね!」
私は駆け足でゆうを追いかけるのだった。
***
「川上?帰らないの??」
「ねぇ高垣くん。あの二人って付き合ってるのかな?仲良すぎだと思わない?」
「中西と中川さん?俺から見れば川上だって中川さんと仲いいじゃねぇか。何?気になるの?」
「そりゃ気になるでしょ」
「好きな子なんだからさ。」
初めてブックマークされていることに気がついてとってもうれしかったです。うれしくてゼリー食べました。Cani




