表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/7

財布

財布を落とした。

買ったばかりの財布だった。


「茶色くて、二つ折りで、買ったばかりで新しくて、お金はたいして入ってなかったです」

「身分証とかは入ってなかったんですか?」

「入ってないです」

「これに詳しく書いてください」


交番で遺失物の届けを出した。


次の日、


ポストに財布が入っていた。


誰が?・・・どうして?・・・なんで?


とりあえず、交番に行って、見つかったと報告した。


「中身は大丈夫でしたか?」


そう聞かれ、中身を確認していなかったと思い出した。


小銭は流石に把握していなかったけど、札入れには千円だったはず・・・


「あれ?千円が二枚?」

「どうしました?足りない物がありましたか?」

「いえ、増えてます」

「は?・・・勘違いじゃないですか?」

「絶対、千円札は一枚でした!」

「どうしても要らないなら募金でもしたら良いんじゃないですか?」

「はあ・・・」



名前も身分証も入っていない財布が翌日に届いただけでもビックリなのに、中身が増えてるとか怖すぎる。


いったい何があったんだ。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ