1話 ミーティング①
ミーティング分けます。
あの衝撃的なスカウトから半年ちょっと経ち、3月25日になった。
今日は根城山大付属高校野球部の練習初参加日だ。
今日までは野球塾のアカデミーで練習や、1年ぶりぐらいに試合に出たりなどしたことはまた別の機会に。
どんな練習するんだろう、恥かかなければいいな、などネガティブなことを思いながら歩いていると、
「おっす、ナカジ!」と朝から大きな声で挨拶してくるバカがいた。
神保だ。
「はよー、なんでテンションそんなに高いの?」と聞きながら、死んだ目を向けてやると、
「何死んだ目してんだよっ!」とこれまた高いテンションで声を掛けてきた。
殺してやろうかと思ったが、初日なので許してやろう。
そんなバカみたいな会話をしながら、電車に乗り、1時間かけて高校に着いた
。
初めに向かった場所は事前に指定されていた学校の教室だった。
教室に着くと、12、3人ぐらいがもう座って待っていた。
声を掛けづらい独特な雰囲気の中30分ぐらい経ったとき、ドアが開いた。
「「「おはようございますっ!!」」」
という野球部独特のあの挨拶をした。
そうこの人は根城山大附属高校野球部監督の、荒島祐介先生だ。
「おはよう、今日から新1年生が入ってくるということで、今日は高校野球とはどういうものなのかというのを話そうと思う。」と言い、ミーティングが始まった。
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