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prologue01:終わりは案外あっけない
身体が燃えるように熱い。
全身がじわじわと痛み、意識が朦朧としていく。
「誰か!!誰か早く来て」
「一体なにがあった!」
あたりでは悲鳴を上げる声や怒声が聞こえている。
そこで私は気づいた。
―ああ、私は車に轢かれたのか、と。
あんなに辛かった痛みは、すでに感じなくなってきている。
冷えていく指先に、もうあまり時間がないことも分かった。
あの子はどうしているだろう。
いつも仕事で疲れた私を癒してくれていた、私の小さな家族...。
もう寿命も近く、日中は仕事で一緒に入れないことが多いから最後くらい一緒にいたかったな。
「ご、めん...ね、---。」
気まぐれに更新します。
設定はエンディングまで考えているので、皆さましばらくお付き合いください。
楽しんでいただけると嬉しいです。