幼馴染
私は今、門の詰所の中にいる。
理由は簡単、私が自分を証明できるものが何もないから。そんな私が有名な盗賊団の二人を捕まえて来たものだから、この町ドリーのギルドマスターを呼びに行っているそうだ。
「お嬢ちゃん、もう少し待っててねもうすぐ来るから」
と言って背が高く細身な男が、お茶と茶菓子を出してくれた。
それから10分ぐらいたった頃に勢いよく詰所のドアが開いた。
「エングレー盗賊団を捕まえた人はどこ?」
勢いよく開かれた扉の前には2人の男と女が立っていた。
男の方は、白い長い髪に肌の色が赤く頭には2本の角が生えた鬼族だった。
女の方は、私の幼馴染の妖精族だった。そして今その妖精族の女のプリリからテレパシーでお喋りしている所だ。
(シノンノ?え?どうしてここにいるの?)
(100年間の休みに入ったから、私が最初に転生させた人の世界に行こうと思ってね)
(へ~私は今は精霊になるための研修中なんだ)
「っあ、ここでギルドカード作らないとね」と言って袋からカードを取り出した。
ではこのカードに自分の魔力を少し流して下さい。
言われた通にカードに魔力を少し流すと、カードが光出す。
これで、町に入る時出る時にホープを払わなくて大丈夫になりましたよ。
「後でギルドに来てくださいね!盗賊を捕まえた報酬を渡しますので」っと言ってペコリと頭を下げる。
そう言ってから鬼族の男が両肩に男2人乗せてプリリと一緒に詰所を出ていくのだった。
最後にテレパシーが届いた。
(今度、時間がある時に一緒にお茶しましょ)
私は、門番さんがもう外に出ていいよと言われて初めての町を探索するのだった。
読んでくれてありがとうございます
誤字脱字あったら、教えて下さい