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夢を夢と自覚する方法
どうも異世界に飛ばされたようで、俺こと災海保としては望みつつも望まれてなかった現実に目を向けている最中であった。
「しっかし、ほんとに異世界があるとは……これは実際に異世界に行ったことがある投稿者もいたんじゃねぇか?」
タモツがこの世界が夢や自分の世界と違うと早々と結論付けた理由には幾つかある。
これは恥ずかしい年少の頃の思い出だが失敬をした記憶から定期的に自分の肉体に刺激を与えることでその自己存在を確認していたのだ。これは骨髄レベルで刻み込んでいることであり、明らかな異常であるこのような場合では良いように作用してくれた。
「こうなったら何とかして生きていくしかないが……どうするかな、このあたりに人がいればいいけど」
そう、転移した先は何もない草原だったのであった。




