ようこそ、鳳星学園へ
俺の名前は黛 神斗。
今、俺は大きな問題に直面している。
「どうしてこうなったんだ」
壁に貼られた貼り紙を見てため息混じりに呟いた。
貼り紙にはこう書かれている。
編入生 黛 神斗
と
鳳星学園序列4位 リーリス・フォン・ニーナバイン
以上の二名は午後1時30分より鳳星学園第一武道館で試合
「まさかここまでの大事になるなんて。
行かなければいけないのか」
こうなったのは遡ること2時間前
「やっとついた」
一体ここまで来るのにどれだけかかったことか。
ここは特殊殲滅部隊フリーキル直轄の学園。
ここには4つの学園がある。
鳳星学園 アルファイト学園 ミュート学園 六龍学園
名の知れた学生達が集い己の技術を磨く場所だ。
この4つの学園では剣術、魔術、武術、その他多彩な術を訓練する。
その目的は世界の敵 エイリアン・ネオ・ミーツ
略してエネミーを倒すため。
その姿は様々だ。
虫の形をした蟲
人の2倍ぐらいの大きさをした人形兵
人形兵の中でも装甲が堅いもの、脚部がでかいもの、
また腕部がでかいものもいる。
そいつらを倒すことの出来る人材を育成するのがこの学園だ。
俺が通うことになったのは鳳星学園だ。
「しかしここは広いな~」
俺の目の前にはただただ広大な敷地が広がっている。
その中には校舎があり、武道館があり、実験施設がありだの
もはや何でもありそうな雰囲気だ。
その中で俺は事務室に行き事情を説明すると
「はい、聞いています。こちらへどうぞ。」
係員に連れてこられたのは生徒会室。
「では、中に生徒会長がおられるので詳しくはそちらから。」
「あっ、ありがとうございます。」
そのまま係員は足早にその場を去っていった。
コンコン。
「失礼します。今日、編入してきました黛 神斗です。」
「ようこそ、鳳星学園に。私は生徒会長のアレクシアよ。
君に会えて嬉しいよ、黛 神斗君。」
見た目は自分と同年代ぐらいの感じがする。
「1つ気になったんだけど、この学園には先生っていないの?」
「ええ、いないわよ。自分の技は仲間と一緒に磨くの。」
へぇ~、だからここに来るまで会わなかったわけだ。
「ありがとう、アレクシアさん?。」
「アレクシアでいいわよ。よろしくね、神斗君。」
「俺も神斗でいいよ。こちらこそよろしく。」
「それで神斗、この学園を案内してくれる人がもうすぐ来るはずなんだけど。」
ガチャ
そこに入って来たのはまた同年代ぐらいの美少女だった。
「ちょっとアレクシア、何で私が編入生なんかの学園案内しないといけないのよ!」
「落ち着いて、リーリス。」
「だって私は序列4位よ。そんな案内なんか100位台がすればいいじゃない。」
「なら、神斗とリーリスが試合をして神斗が勝ったら案内してあげて。」
「ちょっと待ってよ、アレクシ……」
「私はいいわよ。じゃあ時間と場所はアレクシアが決めておいてよ。」
そう言うとリーリスは生徒会室を出ていった。
「じゃあ神斗、1時になったら部屋に迎えに行くわ。」
そこで今至る。
あぁ~、どうすればいいんだ。
時計を確認すると12時50分だった。
「後、10分か。」
ここは覚悟を決めて待っていよう。
10分後
コンコン ガチャ
「神斗、迎えに来ましたよ。」
「あぁ、今行くよ。」
うわ~、校内も広すぎでしょ。
「神斗、着きましたよ。」
「ここが第一武道館。」
そうすると前からリーリスが歩いてきた。
「貴方が黛 神斗ね。言っとくけど勝つのは私だから。」
そういい残して去っていった。
「ねぇ、アレクシア。リーリスってどのぐらい強いの?
序列4位って貼り紙には書いてあったけど。」
「だいたい学園の生徒の人数が200人ぐらいね。」
「あはは、めっちゃ強いじゃん。」
「神斗なら勝てますよ。使用する武器は……」
「一般的な片手剣でいいよ。」
「わかりました。ではこちらですね。」
渡されたのは本当にごく一般的な片手剣だった。
「うん、これで十分。」
「では神斗がんばってくださいね。」
こんなにギャラリーがいるのか。てか、生徒全員じゃん!
「それでは~、今から鳳星学園序列4位 リーリス・フォン・ニーナバイン対編入生 黛 神斗の公式試合を始めまーす。
司会はこの私。序列73位もはや試合の実況担当になりつつある、
水口紗也がおおくりしまーす。」
またキャラの濃い人だなー。
「負ける準備は出来たかしら。」
「いや、勝つ準備しかしてないよ。」
「そう、貴方の負け面が目に浮かぶわ。」
ビィー ブザーがなった。
「それでは戦闘開始!(バトルスタート!)」
それと同時に二人は飛び出した。




