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宿題しなくちゃ

「宿題しなくちゃ」

脈絡もなく浮かんできた言葉にぼくは小さな違和感を覚えた。

宿題とかいうものに楽しい思い出なんてあるはずもなく、

足枷のように絡みつく

ぼくらの敵といったら大袈裟だけど

そんなものだったはずの宿題に

ぼくはひどく独善的な魅力を感じていた 誰かに宿題を与えて欲しかった。


自分の中のアレコレなんて見えなくなる位の難問を、

でも、もう宿題は与えられない、自分で見つけるのは

課題だとかそんな形にもならない感情の切れ端だったり


それならお互いに宿題を出そうか、

ぼくは誰かに向けての宿題を考えた。

答えを持つ人なんていないかもしれないけれど

答え合わせも成立しない不合理なこの宿題を

出題者と回答者が一緒になって微笑みながら考えられたら


多分それはとても素敵なことだと思う

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― 新着の感想 ―
[一言] 読ませていただきました。 小さい頃にあった宿題はいつしか無くなって 自分で生み出さなければ いけなくなってしまったなあ とつくづく感じました。
2016/06/14 15:14 退会済み
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