表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/30

第17話~新たな世界~

今回は短いし、説明も不十分です。ちょっと読みにくかもしれません。

 二人が退院し、時間の中心に戻ってきた。

「ただいま~。って、あれ? ジオだけ?」

 机の下のジオだけだ。コニーとヒューズがいない。まさかウォーと二人で猛特訓!?

「ん? おお、帰ってきたか。なんか怪我してるな」

「ああ。ちょっと襲撃をな」

「どうせお前たちから吹っかけたんだろ?」

 よくもまあお見通しですな。まあわかるだろうけど。それにしても、ジオって服の上からでも、包帯巻いてるのわかったんだ。

「それでジオ。二人はウォーのとこにいるん?」

 するとジオは首を横に振る。そして、指をさす。その方向を見ると、

「「「(何かできとる!)」」」

 三人の心がシンクロした。いままで3つあった扉の横に、もうひとつ扉が。しかも自動に見えるが……。


「ん? おお。帰ってきたか」

 中からコニーが出てくる。

「ちょっとコニー! これ作ったの!?」

「ああ。その辺に落ちてた物を使って、研究室を作った。力仕事って言ったろ?」

「ここには、時々時間軸から外れた道具が迷い込むんだ。時空が歪んだ瞬間に強い衝撃を受けたりとかしたやつな。俺もそれでここを作ったんだ」

 珍しくジオがしゃべる。ドヤ顔っぽいのしてるから自慢したのか。ま、無視するけど。



「そうか。そんなことが。一体やつは何者なんだ?」

 魔法世界であったことを話す。仮面のことも言ったが、それよりも包帯女だ。

「名前も教えてくれないんだよ。とりあえず宇上鋼下石を……って」

 ほんと、なんなんだ?

「ふん……。あ。そうだ。康雄、酒はあったか?」

 あ。そうだった。散歩してたら魔酒っていう怪しいやつあったから買ったんだ。確か袋に入れてた……

「えーと。どっちだっけ。こっちか? はい。魔酒ってやつ」

 いかにも飲んだら体が悪に満たされるような酒だ。

「魔酒ね……?」

 コニーが袋を開けて真顔になる。どうした?

「康雄。これ……どぶ水氷(おでん味アイス)なんだが……」

 あ。ミスった。



「で。次はどうする?」

「できれば情報はあったほうがいい。その石を探そう」

「やはりそうなるのか。して、ヒューズはどこへ行った? 先から見当たらんぞ?」

 文美が言って気づく。確かに見当たらない。ウォーのとこにもいなかったし。


「それがな……なんでも調子が悪いらしいんだ」

「え!? ヒューズが!? あの感染者が!?」

 ありえない! 最強の戦士を作ろうとしたやつなのに!?

「あいつ自身は休めば大丈夫と言ってな。どうすれば本当のことを言わせられるんだ? 絶対無理してるぞ?」

 うーん。ヒューズが意思が固いからな……。難しいぞ。  あれ?

「ねえコニー。もしかして。ストレスじゃない?」

「は?」

「だって、ヒューズって戦う時、イキイキとしてるじゃん。それが、全然外に出られなくて」

 この状況じゃあ、それにか考えられない。そろそろ時間旅行させないと。



「てことだヒューズ! 行くぞ!」

 僕は寝ているヒューズ(目開いててメッチャ怖かった)を起こして引っ張る。

「行くって……次の行先、決まってるのか?」

 決まってない。でも、少しでもやる気にしないと。そう頑張って説得してると、

「康雄。次行くのは、科学世界・日国風世界にちこくふうせかい・竜人世界のどれかだそうだ」

 文美が言ってくる。この三つか。

「ほらヒューズ! どれに行きたい!?」

 やべぇ。そろそろ引っ張る腕が限界だ……。

「だが俺は調子が悪い。足手まといになったら大変だ…」

 むぐぐ……じれったい……

「いいからさっさと決めんかァァぁい!!!」

「うわっ! わ、わかった! じゃあ! 日国風世界だぁ!」

 喝をいれてヒューズの固い心を貫いた。うっし。そうと決まったら。

「しゅっぱぁぁつ!」

 


「康雄の勢いに負けて14行で決めたが……」

「ああ。ここはどういう世界なんだ?」

 扉をくぐって、どうやらここは日本らしいが。どうも様子がおかしい。

 建物も、ビルなどの高いものはなく。瓦や木でできている。車も通っておらず、人力車が。一言で表すなら、

「「「江戸時代」」」

 あきらかにスーツ男と緑怪物は目立っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ