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関ヶ原からの伊吹山

今回写真がありますが、心霊写真ではなく、普通の風景写真なのでご安心ください(^^)


 久し振りに関ヶ原に足を運んだ。

 歴史に詳しくなくとも解るであろう、戦国時代の有名な戦場である。

挿絵(By みてみん)

 昨今、歴女からの戦○無双・刀剣○舞他のおかげで大人気な場所になってきたが、私が最初に訪れた数年前は閑散としていた。

 行った先は石田三成の陣址・笹尾山。

 人など、いやしない。

 行く途中は、本当にこの脇道で合っているのかと不安すら覚えた。(看板もどこか頼りない……)


 二回目に訪れた時は、テントがあった。お土産の販売を始めており、人も増えていたので正直同じ場所か戸惑った。


 そして三回目になる今回。

 関ヶ原組なる甲冑を纏った武将(まさかの小早川在中)、説明をしているスタッフ? の方、ツアーバス、そして近くの学校が御土産屋さんに変身。


 賑わってる、関ヶ原! (*´▽`*)! わーい!


 大変嬉しく思った私は、勇んでお土産を物色し、石田三成商品を厳選。

 岐阜にお越しの際は、是非立ち寄ってくださいまし。

 近くに竹中半兵衛生誕の地とかもあります。というか、武将てんこ盛りです。

 ご宿泊は、大垣が大変便利です(多分)。伊吹山裾も素敵です。

 ※CMでした。


 それはともかく、そこからいつも通り伊吹山へ。

 伊吹山は、織田信長の指示で作られた薬草園があった場所である。今もトリカブト等普通に咲いている。(イブキトリカブト、という名前で勿論毒)この時期なら、可愛らしい花を咲かせている。

 当然、昆虫草花の採取は禁止。


 ところでこの日、本当ならば滋賀の安土城跡にいる予定だった。

 しかし前日から、どうもそこへ行く気がしない(行きたいけれど、行かないほうがいいような気がした)。

 相方殿は行く気満々だったが、途中の車内で私は何故か他の場所をゴリ推しした。

 そうこうしているうちに、渋滞の高速道路で追突される。

 車に少し傷がついたものの、こちらは全く無傷。

 不幸中の幸いでよかった、ということで時間もなくなってきた為近くの関ヶ原からの伊吹山になった。


 伊吹山ドライブウェイは、車一台3,090円かかる為、乗り合わせていくと安い。しかし、その金額を払ってでも行く価値はあると思う。

 絶景を眺めながら登り、駐車場に到着するとスカイテラス伊吹山、という食事処兼土産屋がある。(早めに閉まるので注意)薬草ソフトなる新しい名物が出来ていた。


 そこから山頂へは徒歩になる。

 片道約四十分。

 結構な急斜面。

 足元も石、岩なのでスニーカー推奨。

 草花や、光り輝く琵琶湖を望み、体力と相談しながら異世界へ。

挿絵(By みてみん)

 私の脳内では毎回ドラ○エ2のフィールド曲(三人揃う前)が流れる。

 山頂には山小屋が数件あり、休憩や食事も出来る。

 ヤマトタケルが素手で白い猪神に戦いを挑んだ場所でもあり、テンションが上がる。

 琵琶湖を眺めるとこのような風景が待っている。

挿絵(By みてみん)

 この日は、虹? が見えた。

 近くにいた男性二人も沸いて、素晴らしい絶景だった。

 これは、吉兆に違いないと思った。


 観光名所の話を書いているわけではなく、本題はここからだ。


 特に、悪寒はなかった。

 だから、悪いものではない。

 しかし、何か解らない。


 山頂を目指して歩きながら「あー、これ絶対筋肉痛になるーあー」と嘆いていると、いきなり背負っていたリュックに何かが乗った、もしくは地面から引っ張ったような


 ずどん


 という重みが。

 てっきり、子供が疲れて捕まったのかと思い振り返ったが、離れた場所に恋人が一組いるだけ。

 子供などいやしない。

 けれども確かにあの時、私は沈んだ。

 今でもはっきりと覚えている。

 尋常でなく身体が後ろへグイッと下がったので。


 真っ先に関ヶ原で何かを連れて来たのだろうか、と思った。

  

 けれども、やはり悪い感じは漂っていない。

 

 何故か脳内で「あ、助けてくれたんだ」と思った私は、数分して相方殿にそれを話し、気にしない事にした。


 伊吹山を堪能し、帰り道で偶然見つけた大変美味しいお料理屋さんで舌鼓をうち、今日は素晴らしい日だと思って車を走らせていると、後方で


 ボカーン!

 

 という謎の音が。


 私は、車に何か体当たりしてきたのかと思ってパニックになった。

 が、私達の次の車が衝突事故を起こしていたのだ。

 道路には車の部品が無残にも散らばり、二台とも廃車なのではという被害。

 それでも車はやって来る。

 

 私達は被害を被っていないが、もし、少しでも遅れていたらこちらがぶつけられていたかもしれない。


 と、思うとゾッとした。


 運よく逃れたような気がし、何故か伊吹山でリュックを引っ張られた事を思い出していた。

 そして、美しい虹。


 脳内変換で、私は誰かが助けてくれたのだと感じた。


 ちなみに、もし後ろの車ではなく私達の車にぶつかって来ていたら、助手席側が大破していたので私は瀕死だったような気がする。


 生きててよかった。


 どなか存じませんが、お助け頂きありがとうございました。

 ……と願わずにいられない。


 そして、続く。


 

お読みいただきありがとうございました(*´▽`*)


翌日の「偶然怖いいいいいいいいいい!」

伊吹山途中の「カミングアウト怖いいいいいいいいいい!」

の、二話連続投稿予定です。


もう一つあったんですが、旅行中にすっかり忘れました。

思い出したらそれも更新します。

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