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奇跡の鬼哭、現世に響く     

作者:小乃 夜
【作品概要】
神々が去り、妖怪が跋扈(ばっこ)する黄昏(たそがれ)の時代。人里離れた「木霊郷」の巫女・**千歳(ちとせ)は、霊力を持たず、人の「願いの本質」だけを聞き分けることができる。彼女の神社の境内には、数百年満開になっていない伝説の「奇跡の桜」**があった。
ある夜、千歳は桜の根元で、深く傷ついた黒翼の鬼・**朱羅(しゅら)と遭遇する。朱羅は、人間の罪の連鎖を断ち切るため、自らの命を代償に桜を咲かせ、「奇跡」の力をこの世から終わらせるという「呪い」を背負っていた。しかし、千歳は朱羅の内に秘められた「誰も悲しまない穏やかな世界」**という純粋な願いを聞き分ける。
千歳は、朱羅の命と、彼の願いの力を守るため、彼の血を「触媒」とする桜の満開を一時的に阻止。そして、桜を正しく咲かせるために必要な**「三つの神社の霊水」**を探す旅に出ることを決意する。
「私はあなたの願いを、本当の奇跡にする」
無力な巫女・千歳と、絶大な力を持つが故に孤独な鬼・朱羅。対立しながらも、互いの願いのために共闘を誓った二人は、奇跡を巡る過去の悲劇と、世界に隠された神々の秘密を解き明かす旅路に身を投じる。
これは、失われた和風ファンタジーの世界で、「生贄」の呪いを「希望」の奇跡に変える、切なくも壮大な物語。
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