表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/32

5 買い出しは町にて Part3

このふたりは町にいつまでいるのだろう。


「この店の中そういえばあんまりちゃんと見た事なかったな〜」

「そういえばそうだな」

「さっきのことでも感じたんだけどさ…なんか……」

「ああ。」



その後、おばさんが布を持ってくるまで沈黙が続いた。



……何が、「なんか……」で、「ああ」なのだろうか。

全くもって分からない。そう。分からないのだ。蚊帳の外とはこの事を指すのだろう。

一体このふたりは何を感じて、何に納得したのだろうか。

こっちにも分かるように会話して欲しい。まじで。

(失礼。作者の自我が入り込みました。)


*-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*


「またせたね!ワンピースの布を選ぶのに手間取っちゃってね!」


おばさんが持ってきたのは、

靴下の布

→厚いのと薄いので、汚れが目立たない暗い色のものを3種類。

2人が実用的な物を好むのを覚えていたのだろう。


ズボンの布

→厚い生地で、紺や黒、緑や白などの7種類

実用的なものの他におばさん的に緑や白をグラナージに着せたかったのだろう。


ワンピースの布

→レースや、薄いもの、フリルなども一緒にあった。全体的明るく、可愛い柄がついているものが10種類。

選ぶのに手間取っただけあって、良いものが多い。

この2人は容姿が優れているのに着飾らないため、おばさんはいつも着飾ればいいのにと思っていたため、今回は相当張り切ったのだろう。


「うわ!可愛い〜」

「いいな、この生地、頑丈そうだ。」


「そうだろう!!ワンピースは今までに2人から聞いたことがなかったから張り切って選んじゃったよ!」

「ズボンは、最近新たに東の方で作られた生地がとても頑丈だったのを思い出してね!いい生地だろ?仕入れておいて良かったよ」


「新たに作られたのか。すごいな」

「…ほんとだ〜、なんか犬とかに噛まれても破れなさそうだね〜」

「しかもよく伸びる。」


「あたしも初めて見た時は驚いたよ」


「色も可愛い〜、この緑?なのかな葉っぱとかの色よりも濃い色だけど、落ち着いててなんかグラっぽいかも!」

「そうか?」

「うん!持ってない色だし、どうせなら1個はこれで作ったら〜?」

「ローテがそう言うならそうするか」


「(よし!これを選んで欲しかったんだよ!)」


「それじゃあ、ズボンはこの分厚いのと、緑?ので。分厚い方で2本作れると思うか?」


「あぁ、まだ生地はあるからね。2本作れるだけ売るよ」


「靴下は、黒の厚手と薄手でいい?」

「だな」


「はいよ」


「ワンピースのはどうしよう」

「結構あるな」

「うん、どれも可愛いよ〜」


「重ねて使うのもありかと思ってね、フリルとか透けてるものも用意したけど、作るのは難しくなるね」


「作るのはなんてことないが……」

「うーん……決められない。」

「この提灯花の柄で袖なしのワンピースを作って、その上から、長袖になるように透けてる布で覆うのはどうだ?」

「………めっちゃ良い!!!そうする〜!」


「決まったみたいだね、この生地でいいかい?」


先に言った布が必要な分だけ並んでいる。


「うん!それでお願いします!」


「そんじゃ、会計はこんだけだ。毎度あり!」



お金を払い、店を後にする。



「うわ〜!めっちゃ可愛い服が出来そうだ〜!!楽しみ」

「結構作るの時間かかりそうだな」

「待ちますよ〜!」

「そうか。再来年になるかもな」

「……さすがに遅くない!?やることなんて他にないでしょ!?」

「家事がある。」

「……不器用ですいませんでした。」



そんな会話をしながら次の目的地に向かう。



「ナイフの刃こぼれが酷かったからな」

「おおー!武器だ〜」


「何の用だ。」


「ナイフを研いでくれ。これだ。できそうか?」


「だいぶ使い古してるな。これ以上研いだら刃の部分が薄すぎて上手く切れないだろうな」


「新しく買った方がいいか。」

「ねぇ、これ良さそうじゃない?」

「……それはナイフじゃない。東の国の武器クナイだ。」

「ん?違うんだ。」


「よく知ってるな。それを知ってる者はそうそういない。」


「昔旅をしていた時に見たんだよ。」


「そうか。」


「じゃあ、これがナイフだ!」

「そうだな。あってる。」

「これは?どう?黒いよ」

「決めては色かよ」

「いやー、黒ってかっこいいじゃん?」

「まぁ、それはそうだが」


「それはやめた方がいい。それを買っていく者は皆、数日も経たずに店にそれを戻しに来る。金はいらないから引き取ってくれってな。」


「何かあったのかな〜?」


「さぁな、事情は誰も言いやしない。ただ、ここにある時には何も起こってないからな。使い出すと駄目になるんだろう。」


「……だろうな。(小声)」

「なんか言った?」

「いや、なんでもない。」

「じゃあ、この隣のを貰おう」


「良いのを選んだな。そいつがお前さんの役に立つことを祈ってる。」



お金を払い、店を後にする。



「あの人、神とか信じねぇ〜とか言いそうなのに祈るんだね〜」

「偏見がすぎる。」

「もう買うものはないかな?」

「そうだな」

「お腹すいてる?」

「空いてないな。」

「私も〜」

「辺境伯の所に行くか」

「行こー。」



なんか衰退した?

そんな1ヶ月で変わらないだろ

えーでもなんかモンモンとしているというか〜

とかいう、ちょっと失礼な会話をしながら、辺境伯の屋敷へと向かった。

読んでくれてありがとうございました〜

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ