30 セカンドライフは魔境にて
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「あれ?珍しいね〜。こんなところに人が来るなんて」
「あ、あ、ごめんなさい。た、べないでっっ!!」
「え?……ふっ、ふふふっ食べないよ」
「だ、って村の人がみんな言ってたよ!!ここは魔境って言って、魔女が住むところだって……。見つかったら食べられちゃうって……」
「人食いなんかしないよ〜。でも、じゃあ、なんでここに来たの??」
「お母さんが、ここにしか生えない4枚の黄色い花びらを持つ花を摘んで来るまで帰ってくるなって言ったから……」
両手を握りしめて少年はそう言った。
「へぇ〜。なるほどね……(この地域で花は育たない。)」
「ここでは花は育たなちから、このままだと君は帰れない。」
「え??あるって言ってたよ。お母さんは。」
「うーん。でも、ここには無い。どうしようか。」
「……ふっ、うっ、うっ、うえーーーん」
「あ、、な、泣かないで。泣き止ませるの苦手なんだよ、私は。」
ぎこちない手つきでその魔女は少年の背中を擦る。
「えっと、あー。……はぁ。行く宛てがないなら、家に来る?」
「え??」
「家に帰れないんでしょ?でもここにいつまでもいる訳には行かない。だったら私と一緒に来る?嫌じゃなければ、だけどね。」
「……。」
無言のまま少年は小さく頷く。
「じゃあ、決まり。名前は?なんて言うの?」
微笑みながら魔女は尋ねる。
「えっと……グアドーラ」
「そう、いい名前ね。……グラって呼んでもいい?」
「う、うん。」
懐かしい感じがする、そんな風に呼ばれたことないのに。
なんでだろう?
「……お姉さんは?」
「……。ローテって呼んで。」
実際の名前はロスティリアなのに。
何故かしら?そう呼んでほしいと思ったのは。
「わかった。ローテさん。」
「さん、は無くていいよ。ローテで」
「え。えっと……ローテお姉ちゃん?」
「……(可愛いがすぎないか!?)」
魔女は可愛いものに弱いのだ。
「だ、め、だった??」
「駄目じゃない、全くダメじゃない。むしろ良い!!」
全力で否定をする魔女。
「……う、うん。」
魔女のあまりの勢いに少し後ずさる少年
「 (あ……怖がらせちゃったかな。)」
「えっと……。ローテお姉ちゃん、これからよろしくお願いします」
「……ふふっ!こちらこそよろしくね、グラ!」
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こうして二人は人里離れた、魔境と呼ばれる森で生活を始めた。
世界も場所も何もかも違う。
しかし、あの頃の最古の魔女、英雄、と呼ばれた二人の面影がそこにはあった。
あの二人の願いはただ一つ。
『セカンドライフは穏やかに過ごせますように。』
その願いはこの物語で叶っていくことだろう。
ただ、作者は最後に一つ言いたい。
いい加減、魔境に住むのはやめないか?と。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
無事完結させることが出来、とてもホッとしています。
初めて書いたので分かりづらい部分もあったかと思いますが、読んでくださり本当にありがとうございました。
また、何かの作品でお会いできたら幸いです。
では、また。




