表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/32

23 記憶が戻るのは?にて

大変遅くなりました



*-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*

『…………。』


『場面が飛んだ?なんでもありだな。』



「…………。(死んだあとってこんな感じなんだ。)」


『やはり死んではいるんだな。だが、死んだ後でも、意識はある感じなんだな。』


「……(どうすればいいんだろうな。)」


『どうすればここから出られるんだろうな。』



「グッッッ!!なんだ!?」


『引っ張られる感覚?なんだ?これ。』



光が辺りに満ち身体が、いや身体ではない。

精神が引っ張られるような感覚がする。


「(え!?さっき一瞬声が出たのに。また、また、喋れなくなった。)」


『喋れなかったのか。体の状態は分からないのか。痛みは感じるのにな。』


弓で襲撃を受けた際にグラナージも同様に痛みを感じていた。グラナージは痛みに強いため耐えられたが、普通の人間なら卒倒しただろう。

現に過去のグラナージと思われる人物は痛みに耐えかね、気絶した。

その後のことはどちらも分からないが、死んだということはわかっていた。


「………。(流れに身を任せるのもありか。)」


『無駄に抵抗を続けるよりは流れに身を任せる方が、楽だな。』



抵抗をやめ、そのまま流れに身を任せる。




*-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*-*-*-*-*-*-*-*-**-




『「眩しい」』


『「どこだ?ここ?」』



辺りは木々で覆われている。

スノードロップが咲いている。

禍々しい雰囲気が漂う。

どこからか分からないが見られているという感覚。



『…あー。そういう事か。』



「死んだはずなんだけどな。……いや、死んだのは確実か。」


手を見ると明らかに人間のそれではなかった。

鱗に覆われており、鋭い爪が伸びていた。


『これは。俺の本来の姿。結局、あいつの言っていたことはほんとうだったというわけか。』


「…尻尾まである。これ見た感じドラゴンかなにかか。…魂の流転という現象があることは知ってはいる。が、人間から魔物に変わることがあるのか?」





「あーーーーーー。わかるか!こんなの」



『まぁ、そういう反応になるな。普通に。未だに何が起きてるかよくわかってないしな。』



「…嘘だ。違う。違う。違う。こんなの許されない。」



『「…父さん?」』



『魔鬼の言っていたことは全て本当だったのか。』



「違う。お前は違う。息子じゃない。違う。」



『………。』



「え?姿は変だけど、俺は本当に…!」


「違う。違う。違う。違う。……成功したと思ったのに。今度は確実に!!!!」



『…待て。やめろ。………待て!!!!』



「アノイコドモ」




「え?」



眩しい光がグラナージを襲う。

体が崩れていく。

精神までもが壊れていく。



全てが崩れたあと、



『……。そういう訳か。通りで何も覚えてないわけだ。』




再構築が始まった。





「これで……これで。上手くいくはずだ……」


そんな独り言が辺りにこだまし、グラナージの意識は薄れていった。


『………狂ってる。』

読んでくれて本当にありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ