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18 真実は過去の追体験にて(イスキローテ編)

遅くなりました。申し訳ないです



*-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*


『あーぁ。やられた〜。魔鬼の魔法陣になんの警戒心もなく入るとか。本当馬鹿なことした〜。』


『んで?これは誰だ?』



「皇帝陛下。緊急事態のため、挨拶は省略させていただきます。」


「……。何があった?」



『当時の皇帝視点か。』


『……高難易度の黒魔法。どこでこんなもの。』


『……。あ!私のせいか。これ。』


『あーぁ。』



「大変申し訳ありません。力及ばず。侵入者を逃しました。」


「で?なぜお前はここにいるんだ?」


「……。状況をお伝えすることが私の仕事故です。」


「平民なら、問題なく処理できるはずだ。誰だ?」


「第2騎士団団長です。」


「また、どうして。そんなことになった?」


「第2騎士団団長の息子が魔境に入ったらしく。」


「その後を追いかけて、ということか。その息子はどうした?」


「既に。」


「厄介だな。」


「申し訳ありません。」


『……どんな人物かと思いきや、意外と冷静?いや、殺す意志が無いだけ?でも、先の言動から捉えると生死はどうでも良いと考えそうだしな〜。』


「(第2騎士団団長。どうするか。殺すことは戦力に大きな損失。にしても、この事実を知られた以上野放しにするのはな。)」


『……意外と戦略家か〜。』


「副団長は?どれだけの差がある?」


「魔力により差があります。しかし、剣技だけだと団長より優っているかと。」


「なるほどな。なら、副団長を団長に繰り上げる。」


「では、団長の方を」


「いや、殺しはしない。仲間にする。」


「仲間とは?」


「魔境の管理を任せるんだよ。複数の影より強いなら管理できるだろう。」


「……。」


「なんだ?不満なのか?失敗したのに。」


『いや。いくら強いからって1人にあの魔境押し付けるのはやばいでしょ〜。』


「……。いえ。息子が死んでいるのに素直に従うでしょうか?」


「ああ、あれを使えば。じゃあ、そうゆうことだ。呼び出しておけ。」


「…承知しました。」

そう言うと報告に来た影はその場から消えた。



『ふーん。なるほどね〜。魔鬼が本当に第2騎士団団長のマクロス・グルバルトなのであれば、あの話は本当って訳か〜。』




*-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*


『ん?場面が変わった?』


コンコン

「第2騎士団団長マクロス・グルバルト、勅命により参上しました。」


「……来たか。入れ。」


『あー。数日後?ってことか〜。』


「……。」


「表情にはあまり出さん方がいいぞ。この貴族社会ではな。」


「わかっています。……あえて、です。」


『好戦的だね〜。』


「……まぁ。それもそうか。単刀直入に言おうか。お前に魔境の管理を任せる。」


「拒否をしたら?」


「拒否権はないよ。これは命令だ。」


「素直に従うとでも?」


「ああ。生き返らせる方法を記した書物を渡すんだからな。」


「は?」


「その任務を遂行するうえでの褒美だよ。お前の息子を殺してしまったということは完全にこちらのミスだからね〜。」


「……ミス。」


「あぁ。ミスだ。だからその埋め合わせだよ。」


「……っく。」


『人が死んだことをミスで片付けるとか。やはり皇帝という生き物は嫌いだ。』


「再度言うが、君に拒否権は無い。はい。どうぞ。それ禁書だから、バレるなよ。」



『嘘でしょ。あの本は……私が』



「……っ承知しました……。」



『魔鬼は元々あの本を持っていた。でも、私が宮にいたときにはそれは……。なぜ?』


苦痛な表情を浮かべながらマクロスはその場を後にした。


「(あれを使いこなせるものはいない。決して。いい駒ができたものだな〜。)」




『本当に嫌い。』

読んでくれてありがとうございます

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