私は王である
吾輩は王である。好きな時に起き、好きな時に寝て、好きな時に食事を楽しむ。仕事・・・?王にそんなものはない。王は生きているだけでえらいのだから。日ごろの世話も3,4人の配下どもに任せてある。奴らは自分の公務ををこなしながらも吾輩の世話をする。随分な働き者である。まあ、吾輩の配下なのだから当然である。
時間もあることだし吾輩の配下どもの紹介をしてやろう。
まずは吾輩の側近の良平だ。こいつは我輩の右腕だ。小さい頃からずっと一緒だったのだが最近だと日中は姿を見かけないな。外の仕事が多くなったらしい。遊ぶこともなくなってしまった。昔のように遊びたいものだ。
次は美夜子だ。こいつは吾輩の次にえらいやつだ。美夜子に逆らうやつは誰もいない。かくいう吾輩も出来るだけ怒らせないようにしている。一度仕事キラキラしたツボを破った時はすごい形相で追いかけられた。まあ、普段は優しいやつだ。主に吾輩の世話もしてくれているしな。
次は新人だ。名前は確か・・・凛とか言ったはずだ。こいつはここに来たばかりでちょっと仕事もしてるとこも見たことないな。寧ろこいつが来てから美夜子仕事が増えて美夜子の悩みの種になっているように見えるな。まあ、成長を待つとしようか。王は寛大だからな。
最後は大吾だ。こいつは最年長でありながら一番身分が低い。美夜子には呆れられており、良平には鬱陶しがられている。そして何より足が臭い。風呂に入らず私に近づくのはやめてほしい。まあ、たまに吾輩好物を賄賂として持ってくる所はこいつの良いところだな。そうしたら話の一つも聞いてやってる。こいつの安い月給で吾輩でもそう食べれないレアなものを持って来れるのかは最近の吾輩の感じている謎である。
最近と言ったら一つ悩みの種がある。兵器による吾輩の領土の侵略が行われてことである。白と黒でコーティングされた角張ったフォルムは吾輩に恐怖を感じさせる。私はあんまり機械には詳しくないがあれを初めて見た時の夜に配下どもも騒いでおったし相当なものなのであろう。あれは音も出さずに吾輩の領土を蹂躙する。通った場所には塵すら残さない。やはりアレは近いうちに対処しとかなければならないな。
そろそろ夕食の時間だな。では失礼する。
吾輩は王である。名前はミケ
「ミケー、ご飯よー」
「にゃー」
ヌッコ
ロボット掃除機 =3=3=3




