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銀白色の涙  作者: どらえもん
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決死隊「フクシマ50(フィフティ)」

 決死隊「フクシマ50(フィフティ)」


 15日6時14分ごろ、4号機の建屋周辺から大きな爆音が起き、揺れが免震棟を襲った。モニタリングポストの放射能観測値も再び跳ね上がった。

 吉田所長は、東電本社と相談のうえ、所員700人のうち650人を福島第二原発に送り出すことを決断した。菅原首相が現場からの「撤退」を認めなかったため、福島第二原発で「前線待機」することにしたのだ。

 「よく考えれば、撤退するよりもその方が合理的だった」

 と吉田所長は、後日インタビューに答えている。

 東電本社が手配したバス数台に分乗した650人の所員は、午前中に福島第一原発から第二原発に向かった。入れ替わるように自衛隊の追加部隊が到着し、米軍から借りた無人ロボットとドローンを使って3号機建屋周辺に散乱した富者性物質の回収に取り掛かった。

 吉田とともに志願して事故現場に残ったのは、50人。のちに『フクシマ50(フィフティ)』と呼ばれる英雄たちである。本社からの補充要員が着くまでの危機的状況をこの50人が支えた。防護服を着ても作業時間が限られるという高濃度の放射線に被ばくしながらのまさに決死隊といえる活動だった。

 そして事故の焦点は、2,3号機の原子炉のメルトダウンだけでなく、3号機、4号機の燃料プールの燃料棒の安全確保に移りつつあった。


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