信長に謁見した未来人・下(数秒の謁見)
「信長と謁見した未来人・上」がすでに投稿されております。
宜しかったそちらをお先にお読み頂ければ幸いです。
「あッ。百五十六番の方?」
「はい。」
「少々お待ちください。あのですね。信長様がですね、なにやらあなた様の尿から、未来的なこの世のものとは思えない化合物。人間はお口に出来ない科学的な調味料の臭いがするとかで、もう少し検査をしろと」
「えッどういう事? 検査って?」
「はいはい。検査というのは『CT』と『MRI』でございます」
「はッ!?、、そ、そ、それは?」
「えっ~とですね[CT]というのは
『(C)ちょっと(T)試しに』、
それで結果が出なければ、、、
『(M)もっと(R)乱暴に(I)いっちゃいます』
という意味でありまして。ほれ、信長様はポルトガルかぶれを致しておりまして、何でもアルゥファベッ~トッで略される。まっちょっとした試し斬りですわ。お血を取る。ハハッ!」
「ゲッ!試し斬り!」
「今ですね。人斬りの連と弦という2人の者をお呼び致すので。はい、抑えつける者と切る者です。そこの柱に後ろ手に縛り付けられてお待ちください」
「連と弦、、レントゲン、、?」
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「百五十六番の方~。中にお入りくださ~い」
(ようやく謁見だ。長かったぁ)
「良かったですね。どこにも異常は見つかりませんでした。では謁見室の中へ。信長様がお待ちしております。」
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(おー!このお方が信長様!)
「はい。いらっしゃい」
「私、未来から来ました、、」
「握手でいいの?はいッ握手っ。さっさと出てっ」
「次の方ぁ~!百五十七番の湯飲みでお待ちの方ぁ~」
数秒の握手会にこの物々しさ。
なにか私が住んでいる2020年の様であった。
そんな中、楽市楽座という経済政策を打った信長様。
見習うべきだと思った未来人であった。
※2020年最後、大笑いして締めましょう‼︎
今年一年ありがとうございました♪
童晶