夏の終わり
蝉が鳴く夕暮れの帰り道。
日が沈むと、最近はだいぶ涼しい。
そろそろ夏も終わろうとしていた。
彼と別れて、あれから3ヶ月経つ。
私はあれから彼のことを1日も忘れたことがない。
今年の夏、私は真っ白だった。
去年の夏は真っ黒に日焼けして、彼と最後の海を眺めていたのだった。
私は今でも、どうすればいいのか、よく分からない。
私は彼を傷つけてしまったのだ。
彼は今、何をしているのだろう…?
もう、好きな女性ができたのだろうか…?
「私は今でもひとりぼっちです…。」
彼に届くことのないセリフを、私はポツリといった。