表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
第043少数精鋭部隊  作者: ライト(R)
2/7

セールストーク

 その男の外見はよくいるサラリーマンという感じだった。スーツを着て眼鏡をかけ、ビジネスバッグを持っていた。そんな男に突然話しかけられたのである。

「どうも、こんにちは!あなたは見たところ生活に困っていらっしゃるようですね!」

いきなり陽気な口調で話しかけられ、驚いている俺に向かって男の口から次の言葉が飛び出してきた。

「見たところあなたはお金に困っているようだ。そこであなたに割のいいバイト...いや、ちゃんとした仕事を

紹介致しましょう!」

この男は何を言っているのだろうか。仕事だと?こんな老いぼれにできる仕事なんてものがあるのか?

しばらく考えた結果俺はある結論に行き着いた、こいつは俺をからかっているという結論に。その結論に行き着いた瞬間、俺の心を見透かしたように男が言った。

「私があなたをからかっているとお思いですか?もしそう思っているのでしたら答えはノーです。私はあなたを正式に雇いたいのですよ。勿論、双方の合意が必須ですので、無理にとは言いませんが。」

「わ、分かったよ、仕事の内容と報酬によっては考えるさ」

俺は男に若干気圧されながら言った。すると、男が真剣な表情で仕事についての説明を始めた。

「分かりました。では最初に仕事の内容についてです、まず最初に断っておきますが私は決してあなたを

バカにしたりしている訳ではありません。また、騙そうとしている訳でもないという事を理解して欲しいのです。」

「ああ、分かった。余程のことでもない限りお前の言うことを信じるよ。」

「ありがとうございます。では遠回しに言っても回りくどいだけなので単刀直入に言います。あなたには...」

男が一呼吸置き、そしてこう言った。

「戦争に参加してもらいます。」

「はぁ?」

俺の口から、思わずそんな声が出ていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ