表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
第043少数精鋭部隊  作者: ライト(R)
1/7

始まり

 俺は今、人生で一番不幸な時を過ごしている。明日もそうだし、この先何十年とこの状態が続くかもしれない。

俺はいわゆるホームレスというやつだ。戦争の中生まれ、その後何年も「国に尽くせ」と言われて育った。

やがて戦争は終わり、自分が働ける会社を見つけてそこで何十年も働いた。そして俺は定年退職をして、さてこれからどうするかと思っていた矢先に、ギャンブル好きな友人の借金の保証人になるという契約書に判子を押してしまった。案の定友人は夜逃げして払えもしない大金を俺に押し付けてきやがった。俺はその借金を返すために身の回りの物を売った。家、家具、趣味の物、最低限の衣服以外は全てだ。そんなこんなで、俺は明日の飯のおかずを毎日考える生活から、今日飯にありつけるかどうかを心配する毎日になってしまった。

仕事をしようと思ったこともあったが、身元も分からないような爺さんを雇ってくれる場所など何処にも無かった。そんな状況の中に、俺はある男と出会った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ