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 お風呂はリリスが怒り、ネイルが騒ぎだして、収集がつかない形となっていたが、冷は大変に満足のいくお風呂であって、なにしろこの人数である、アリエル、ミーコ、リリス、ネイルの初期メンバーに加えて、魔人ガーゴイル、魔人ゴーレム、シールド、ギャン、ボーガ、そこに、シャーロイ、ルテリ、ルクエ、ルビカの貴族三姉妹、最近に加わった魔商人ヤリッチと14人いて、新たにミノタウロスと弟子のリョウシン、巨人魔族ギガース、チルフ、サンマル19人にもなって、胸の数は当然、2倍の36個あるわけで、どれを見たらいいのか迷う程になったいた。

 

(凄い数の胸だ、全部で36個ある!!)


 とても楽しいお風呂の時間を過ごし、ミノタウロスとギガースも、最初は不満であったが、しだいに拒否反応は薄れていき、問題なく湯を楽しんでいて冷は安心していた時に、ネイルがナギナタを持ってきて、ナギナタにお湯をぶっかける。

 サンマルはネイルのしている行為がわからないで見ていて、お湯で濡らしたらナギナタがダメになると思った。


「ああっネイル、お湯で濡らしたらナギナタが錆びてしまうぞ!」


「大丈夫です、錆びませんし、美少女が登場しますから!」


「はぁっ美少女?」


 サンマルはネイルが何を言ってるのかさっぱりわからないが、ナギナタがびしょ濡れになったのは間違いなくて、せっかくの武器がもったいないと思っていた時に、突然にナギナタがネイルの言った通りに美少女に変わる、変身しそれもとても可愛い美少女で、しかも裸であった。


「ええっ!! 本当に美少女だ」


「ナギナタから美少女に……どうなってるの?」


 バアちゃんは驚いているサンマルに挨拶をする。


「どうもナギナタの美少女で驚かせてしまったな。冷は私の息子の息子の………ずっと息子みたいなものだ。よろしくな」


「はぁ……遠い親族だと」


 説明されてもよくわからないサンマルだが、要は冷の親族だという認識だとした。


「おお、バアちゃん、久しぶりだな」


「またも仲間を増やして、それも女の子ばかり、誰に似たのだろうなぁ」


「武器が美少女になったなんて聞いたことない」


 チルフも不思議そうにバアちゃんを見ていて、お風呂場はもの凄い人数のハーレム状態となってしまい、もうぎゅうぎゅう詰めであった。


(さすがに多いかもな……)


 お風呂の時間を新メンバーとの間での友好の時間に使い、有意義に使え、メンバー間の会話も多くなっていて、冷は安心してこのメンバーでの活動に自信を持った。

 


 翌朝になり続いていた町の復興に出かけることに決めて、みんなはそれぞれの出来ることに従事させて、まずガーゴイルは魔物に卵を産ませて、それを町の人々に配給していたのを継続してもらう。


「みんなおはよう」


「おはよう」


「今日は継続して活動してもらいたい、ガーゴイルは卵の産卵の生産をお願いしたい」


「魔物カナリヤですね、カナリヤには特に頑張ってもらってます。卵が必要なのを説明をして、生産をしますわ」


「よろしくな」


 冷に頼まれたら嬉しいガーゴイルは直ぐに行動に移り、カナリヤが産んだ卵は評判が良く、町の人からは喜ばれていて、ガーゴイルも期待されてるとわかって、貢献したいと思った。

 ガーゴイルはまず町の外に向かい、近くの森を目指すと魔物達が隠させれる付近に行き、魔物達と会話する。


「みんな、町は大変になってるのは知ってるだろ。私に協力して欲しい」


 魔物は嫌がる者はおらず全員がガーゴイルに忠誠していて、特にカナリヤは頑張りが求められるのを知り、ガーゴイルの為にも卵を生産する。

 カナリヤが産んだ卵は町に届けるのだが、そこはガーゴイル以外に、助っ人として呼ばれたルビカが担当した。

 ルビカはガーゴイルに会うとカナリヤの世話をしたり、カナリヤにエサをあげるのを手伝うと、大変なことに気づいて、苦戦した。


「魔物にエサをあげるのは生まれて初めてだもん〜」


「そうだろうね、普通は経験すふことはない。魔族でないかぎりな。しかもルビカは有名な大貴族の出身、となれば動物にエサをあげたこともないでしょう」


「ないもん〜。シャーロイ家には馬を多く飼っていたけど、馬の世話やりは担当の者がいたし、難しい、カナリヤは噛み付いたりしないかもん〜」


「大丈夫だ。カナリヤは普段はとても大人しい魔物だ。決して女の子を噛み付いたりしないだろう。何も攻撃しなければ」


 ガーゴイルが心配するルビカに親切に説明をしたのだが、ガーゴイルが説明をした時にちょうどルビカがカナリヤにエサやりをしていて、その手をカナリヤが飲み込んでいたのでガーゴイルは慌てて救出に。


「だ、だ、大丈夫かルビカ!!!」


「大丈夫だと思うかこれをみて、助けてもん〜〜〜〜〜」


 ガーゴイルの助けもあり無事にルビカの手はカナリヤの口から抜けて助かり、ルビカは手があるのを確認し泣きそうになるほど安心、ガーゴイルに泣きついた。


「危なかったな、気をつけないと。それにカナリヤ……この子は私の仲間だから、食べてはいけないぞ。人族ではあるが」


 ガーゴイルは噛み付いたカナリヤに二度とルビカを噛み付いたりしないように説得すると、カナリヤは理解して返事をした。

 カナリヤとしてはルビカは人族の女の子なわけで、わからないまま近づくので噛み付いたということがわかり、今後はカナリヤにもルビカも気をつけるとし、ルビカは魔物のエサやりを失敗しつつも、経験しながら慣れていった。

 産まれた卵はルビカが町に運搬する役をかって出て、大量の卵を割らないように気をつけながら、運ぶのを、ルビカなりに楽しんでいた。

 ガーゴイルへルビカが手伝ってくれたおかげで、カナリヤの世話、色々とストレスも溜まるので、カナリヤのストレスを溜めないようにしたり、水を与えたり、運動も必要なため、森を散歩させたりと、世話にに集中できて、生産の効率は飛躍的に高めるのに成功していた。


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