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 メドメールとの再会でエルフ国民から尊敬されてる聞き嬉しい冷はタリヌ王女にぜひ食事を食べて帰るようにすすめられる。


「今日はせっかく来ていただいたのですから、エルフ国のよりによった料理を用意します。どうぞ食べて帰ってくださいな」


「ええっ、良いのですか、嬉しいなぁ〜」


(エルフ国の料理か、どんなのかな)


「食事会をする部屋に案内します」


 タリヌ王女にすすめられるまま食事をいただくことに決めた冷は、部屋に通されて、待っていると次から次からご馳走が登場してくるのでびっくりした。


(うわぁ〜凄い美味しそうな料理だな)


「さぁお食べください、私も一緒に食べますので」


「はい、凄い料理です、良いのですか?」


「もちろんです、英雄ですから、誰も批判する者はいませんよ」


「では、いただきます!」


 あらゆる肉料理が並んでいて、魚料理もあり、冷は魚が好きなので、これには嬉しいのひと言である。

 

(うん、美味いです!)


 料理はエルフ国の誇る王女の専属料理人が最高の食材を使い、作った物であるから、美味いのは当然であった。

 タリヌ王女も冷と向き合いながら、一緒に食べて笑顔を作った。

 

(王女と一緒にご飯を食べてるなんて夢のようだな)


 タリヌ王女の美しさと、けんらん豪華な料理を同時に味わうと冷は来てよかったと心底思う。

 

(日本にいたら絶対に味わえないよな)


 食べても次から料理が運ばれてくるので満腹になる、残してはいけないのかと感じるくらいにあった。


(もう食べ切れないけど……)


 食事中にはギガース、サンマル、チルフ、を仲間にしてメンバーに加えたと伝えて、さらに牛頭魔族、上級魔人ミノタウロスもメンバーになったと話すと、さすがにエルフ国の一国の王女もたまげてしまい、食事をノドに詰まらせてしまう場面もあった。

 タリヌ王女には冷が凄い逸材であると、天才であるとは感じていたが、まさかミノタウロスまで仲間にしたのは驚きを通り越していた。

 そんな冷が目の前にいる、冷がそばにいて欲しい、冷にもっとエルフ国にいて欲しいと想いがつのった。


「まるで神を見ているかのようですわ」


「そんな俺は普通の人ですよ」


「今日はお時間があるなら、宿泊していくといいです、城には宿泊部屋がありますので」


「良いのですか、遠りょなく宿泊したいな」


「どうぞ、後で部屋を案内します」


 タリヌ王女に宿泊まですすめられると冷はいよいよ気分が良くなり、王女のメイドに案内されて宿泊部屋に通され、メイドからはお風呂があるからすすめられる。


「冷様、城には自慢の露天風呂がございますからどうぞお入りください」


「本当ですか、俺は風呂が大好きなのです!」


「成分にはエルフ国に古くから伝わる秘薬を入れてあります。この秘薬は疲れや病気などを癒やす効果がありますので、きっと気に入ると思います」


「ぜひ入ります!」


(秘薬入のお風呂なら、ぜひ入ります!)


 部屋でゆっくりすることなく、お風呂の話を聞き、直ぐにでも入りたくなり、頭はもう完全にお風呂でいっぱいに。

 エルフ国の英雄もお風呂には目がなかった。

 そこでメイドに言ってお風呂に直行し、秘薬の湯を堪能したく、服は捨てるように脱ぎ、露天風呂へ行くと、もの凄い勢いで湯気が立っていて、辺りの視界はなく、手探りで風呂へ向かった。


(いやぁ〜露天風呂って感じするね。日本とは少し違うけどね)


 温泉の湯はプールのように広く、湯の外側は宮殿かと思うほどに立派な造りをしており、冷は圧倒されたのであった。

 湯に足を入れて体を湯に、熱いお湯が疲れた体に染み込むようで、気持ちがいいとなった。


(気持ちいいなぁ)


 極上の湯を楽しんで、なおかつ湯から見える光景は絶景で、エルフ国の町が下に広がり、美しい風景に冷は奪われた。


(いい眺めだな)


 美味しい料理、極上の湯、美しい町の絶景に、心を洗い流された形の冷、これ以上何を望めるのかと思うくらいに、楽しませてもらったと思ったその時に、湯気から人影が見え、冷は一瞬でリラックスモードから警戒モードに切り替える。


(誰だ、誰かが湯に居る……いつから?)


「誰だい?」


「…………冷、お邪魔しますね……………………」


「ええっ!!!! タリヌ王女じゃないっ!」


 湯気に隠れてはいるが、タリヌ王女に思われる。


(どうしてタリヌ王女が湯に?)


「エルフ国の露天風呂を楽しんでもいたく来ました。メイドもいますから、冷の体を洗ってあげましょう」


「いいのですか?」


 タリヌ王女本人であったから冷は驚いたが、さらに驚いたのは体を洗ってくれるサービスまで付いてると、これは信じろと言われても信じられないのが普通だろう。


「どうぞ、冷様、こちらに、洗ってあげますので」


「どうもです…………」


 メイドはひとりではなく4人もいて、冷を座らせると、冷の体を4人で洗が始め、体は泡で覆われていき、泡でヌルヌルと腕、背中、腰、もも、とメイドが丁寧に泡立てながら洗うと、冷は天国に来たような気分にされた。


(これは凄いサービスだな)


 さらにメイドが洗う最中に、


「冷様、気持ちいいですか?」


「ええ、とても気持ちいいですよ」


「それならこれはどうでしょう」


 メイドは自分も裸となり体の一部を使い、冷の体を洗い始めたのたがら、冷はたまらなく気持ちよく、絶叫をあげたくなる気持ちに、腕、背中は柔らかいメイドの胸が当たるのがわかると、メロメロになってしまった。

 

(これはサービスというのか)


「おおお〜わわ〜」


 メロメロになった冷はとても英雄らしからぬ声で絶叫した。


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