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ギガース達が逃げたなら、今さら言ってもどうにもできないとなりミーコが周りにいる女性を気にして、
「冷氏、ヤリッチは仲間にした、それはわかりました、残りはそちらの女性です、シャーロイ家のルテリさんですよね?」
「そうそうルテリとルクエ、ルビカも俺の冒険者パーティーの新メンバーだ、ヤリッチと同じように俺の彼女とする。ちなみに彼女たちはピルトで貴族のシャーロイらしいさを発揮してもらう、具体的には決まっていないが、南部一帯の、このピルトもだが、かなりの土地を持っているそうだ、それに資産もあるし、コネもある、そこで彼女らにはピルトの町の発展に貢献してもらう。ピルトをもっと大きな町に発展させたい、その際に貴族として振る舞って活躍してもらう」
ルテリ達には大胆にも町の発展を期待すると報告したが、ミーコにはそこよりも、彼女と言った意味が知りたかった。
「話の内容はわかりました、ルテリ達には、発展させる努力を期待するとのこと、それはいいとして、その前に言ったことのを意味詳しく教えて」
「えっと……どこらへんかな?」
ミーコの言ったあたりが、つかめないで困る。
(う〜ん、どこらへんかな)
「私の口から言わせる気ですか……ヤリッチと同じようにルテリ達も彼女にしたと、聞こえました、彼女の意味ですが……」
ミーコの言ったことは他の者も同じ意見であった。
なぜ彼女というワードをあえた使ったのか、使う意味とは。
「ああ、そこ……彼女ってのはみんなと同じだよ、夜は三姉妹とヤリッチの衣服を取って裸にして、朝を迎えたのだよ」
正直に全てを隠さずに話したらルテリは、
「ここで話すことかい、別に話さなくてもいい……………………だろ」
恥ずかしくなり赤面してしまう。
「ちょっと、恥ずかしいでございます」
「恥ずかしくなるもん〜」
三姉妹は下を向いて恥ずかしがる。
貴族として有名な三姉妹、最初に彼女として夜の行いを披露されては、照れてしまうのも無理もない。
しかしその恥ずかしがる彼女達を見て楽しむのは冷であった。
(貴族がこんなにも恥ずかしがるなんて、面白いかもな)
「……………………まさかお前はもう手を出したのか!!!!」
リリスが我慢できずに怒り気味に言った。
仲間にして直ぐにこうなるとはいくら何でも早すぎるだろうとリリスは思ってのこと。
「……はい」
冷はあっけなくひと言で終えると、アリエルが、
「皆さん、わかってください、この男はこうなんです、私も止められずに……………………」
「アリエルも……いったい何をしに行ったのか、エルフを救いに行くと行って、彼女をいっぱい作って帰ってくる、褒めていいのやら」
シールドが悩ましく考えてしまう。
そんなメンバーばかりがいるこのパーティーメンバーはどんな生活をしているのかと疑ったヤリッチは、
「あの〜〜〜皆さん一緒に生活しているのですか」
「そうです、全員が冷と共同生活です、あなたもそうなりますので」
「はい……」
ヤリッチとルテリは返す言葉がなかった。
本当にここでやっていけるかという自信がなくなった瞬間であった。
「逆にみんなはどうしてた、特にリリス、道場で訓練をしていたよね!」
リリスが1番怪しいからと理由で直撃した。
「も、も、もちろんしてたさ、道場にも行っていた、それはみんなが認めてくれる、そうだよなボーガ?」
ボーガは突然に振られて答えることになり、
「みんなは実際に道場に行ってました、そこで冷が居なくても真剣に剣を交えてかなりの量の訓練をした、しかしリリスだけは疲れたとか言って休みがちでしたが」
正直にボーガは話した。
道場は冷が留守中も使われていて、訓練に励むのは怠らなかったのは、真実であった。
「行ってたなら俺は嬉しいよ、みんなが頑張って訓練に励むのを何よりも嬉しいのさ、多少のサボりは認めよう」
「それとクエストも行いました、レベルは低くても冒険者ギルドに行き、全員でクエストを完了した、やはり訓練には実践も役に立つから、経験値を積めたと思う」
「本当かいガーゴイル、まぁきみとゴーレムがいれば低レベルクエストは問題なくこなせるだろうから、自発的に行ってオッケーとしよう、それならみんなは経験値を積んだのだから強くなってるだろう、そこでもうひとつ言っておくべきことがある」
「何なりと言ったら?」
ゴーレムは気にせずに言った。
隠し事など要らないとばかりにであったが、内容はゴーレムの考える想像を超えていた。
「これはヤリッチからの情報だから真実かどうかはまだ確定していないけど、ある可能性が浮かんできていて、ギガースが俺に恨みを持っていて、まぁ俺に負けたのだから当たり前なんだけど、そこで親交のある魔人、ミノタウロスの所に俺を倒すのを頼むというもの、もちろん俺は誰でも相手になるけどよ」
冷は自信満々に言ってのけたが、ミノタウロスを知らないし、アリエルの情報では超絶な強さで冷では瞬殺されるらしいし。
ゴーレムは今の話を聞いて青ざめていった。
変色した顔には全く余裕がなく、いつものゴーレムとは違う。
それほどまでにミノタウロスが危険なのかはゴーレムが知ってる範囲でもヤバいの範囲を超えていた。




