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冷は彼女達の考えとは逆に、自分の方に考えを変えさせると言いのける。
「ふふふ、面白いね冷って。無理なのが分からないのかしら」
「さぁどうかな。無理にでも俺の考えに従ってもらうけどいいかな?」
(俺としては出来るだけ穏便にしたかった。けど彼女たちは俺に従ってくれそうにない。それなら最後の手段しかないよな……)
冷は最後の手段にうってでる。
結局は最後にはこうなるとは思っていたから、特別ではない。
「ゴーレム様、冷は何か企んでいるようですが?」
「…………何をする気だ!」
「こうするまでさ……」
ゴーレムは冷の心の中が読みきれない。
いったい何をするのかと頭を巡らすも分からないでいると、冷はギャンの衣服を瞬速の速さで脱ぎ去っていた。
ギャンは裸にされていても気が付かない。
「ちょっとギャン、あなた服は?」
「あれっ! 裸になってる?」
「服はって、このことかなギャン」
(この程度の速さについてこれないようではダメだよ)
「そ、そ、そ、そ、それは私の服! どうやって取ったのさ、先ほどまで着ていたの。それを気づかないで脱がす……何かしらのスキルですか」
「違う、違う、スキルじゃない、俺のホンのパラメータ能力の一部を出したまで。素早さの数値の僅かの能力でね、言っておくけどマックスの速さじゃないから」
(驚いているな俺の素早さに)
「これで、マックスの速さではないと…………。信じられない速さです!」
ギャンを見ながら驚いているシールド。
しかしその驚きは倍増することになるとはシールドは思いもしない。
なぜかと言えば、すでにシールドの衣服も脱ぎ取られているからである。
「ち、ち、ちちょっとシールド、あなた裸よ!」
「あれっ! いつの間にかない!!!!!」
「これだろシールド! 油断したな。俺に油断したらダメだぜ」
(おお〜シールドは胸はなくてもエロさはハンパない。なんというかスレンダーラインがとても良い)
「いや〜〜ん」
シールドは裸を見られて恥ずかしくなると手で隠す。
「隠すことないだろ、もうお風呂で見てるのだからよ!」
(お風呂とは違い、寝室では恥ずかしく思うのか。女の子の気持はわからないものだ)
「早く返しなさい、ギャンとシールドの服を!!!」
「ボーガ、君は返しせと俺に言うのかい?」
「そうよ、いい加減にしないと怒りますけど」
「怒ったらどうなるの?」
(たぶん起こる前に恥ずかしくなると思うけど)
冷の思うようにすでにボーガは裸であったが、にも関わらずボーガは気づかない。
ようやく気づくと、
「いい、い、いつの間に取った! なんて速さ……恐ろしく速い」
「ボーガ、今のは俺の素早さの1%くらいの速さなんですけど」
(ちょっと速さをだしてみました)
「ええええっ! これで1%ですって! 全く脱がせる瞬間を見ることが出来ない。まさかここまで差があるとは……。ただし服を脱がしてどうする気、洗濯でもしてくれるの?」
「洗濯しないよ、3人同時にお楽しみといこうか!」
冷は衣服を捨てると同時にギャンの裸に迫る。
ギャンの胸から腰にかけて触りまくり、ベッドに寝かしてしまう。
ギャンはこれにはたまらず声を上げてしまい、
「あ……あ……」
「ギャン、胸は大きいのは俺は好きだよ」
(素晴らしい胸だね)
「ギャンを放して!」
ギャンが冷に触られてるのを見るやシールドが叫ぶ。
ギャンの胸が冷にもまれているのはショックであった。
しかし次の瞬間には自分の体に感触があった。
冷たい男の手の感触。
シールドは冷にもみくちゃにそれているのだった。
「あ……」
「ちょっとシールド! 今、助けてあげます!」
ギャンとシールドがベッドで乱れているのを目撃したボーガ。
とても信じられない光景に戸惑う。
このままではマズい。
2人を助け出したいと直感で動こうとし時に異常を感じた。
今まで経験したことない感触を。
体を駆けめぐる刺激。
脳天に突き刺さるような刺激に声を出すのを我慢できずに、
「あ……あ……」
「ボーガ、背は小さいのにこの胸を違反だよな」
(なんとも言えない感触です。3人とも素敵な肌で、モチモチした肌してる。触っていて気持ちいい)
冷はギャン、シールド、ボーガの3人を続けて自分の快楽のままにしてしまった。
もちろんギャンは反抗してみるも、
「やめなさい……その手を」
しかし冷は言われて止めるわけはない。
むしろ言われてみてよりいっそう楽しくなっていた。
ギャンは冷が楽しくしてるのを知り、悔しくなるも、反抗できなくなり、ただ冷のなすがままになっていた。
ギャンと同様にシールドもまた恥ずかし目にあっている。
ギャンを相手にしていると同時にシールドも。
シールドは耐えきれなくなりガードしてみる。
「ガー………ドしなくて……は」
いつもなら巨大な盾で身を守っもているが、今は無防備な状態。
盾のないシールドは防御の方法がわからない。
「どうやら盾なしでは受け身できないようだね、盾に頼ってる証拠だよシールド!」
(盾の性能が良い分、性能に頼ることはある)
シールドは受け身の体勢をとるが、冷の手の速さには敵わずに、体力を使わされるはめに。