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あけて

作者: ぷりっと

閉ざした心を照らす光が欲しかった

たくさんの光を求め続けては諦めて


そして知る


どんなに強い光も

その中まで照らすことは出来ないと


閉ざしている限り何も届かない

閉ざしている限り何も聞こえない


外に続くドアを

外に通じる窓を


作れるのはあなただけ

作れるのは自分だけ


内側からしか開かないけれど


開けるのは自分だと

開けるのはあなただと


本当は知っているんでしょう?


鍵などない


ただ、その手で開ければいい


開けるのは自分だと

開けるのはあなただと


ただ、その手を伸ばせばいい


あなたが聞くなら

歌は聞こえる


あなたが見るなら

色は見える


あなたが望むなら

世界がそこに




閉ざした心を照らす光を待っていた

たくさんの光を待ち望んでは諦めて


そして知る


どんなに温かい光も

その中まで照らすことは出来ないと


閉ざしている限り何も見えない

閉ざしている限り何も触れない


外へ出るためのドア

外を見るための窓


内側からしか開かないけれど


開けるのは自分だと

開けるのはあなただと


本当は知っているんでしょう?


鍵などない


ただ、その手で開ければいい


開けるのは自分だと

開けるのはあなただと


ただ、その手を伸ばせばいい


あなたが聞くなら

音は聞こえる


あなたが見るなら

色は見える


あなたが望むなら

全てがそこに



開けるのが怖くて

誰かを待つのは

ムダな事だと


本当は知っているんでしょう?


こじ開けて欲しくて

誰かを待つのは

ムダな事だと


本当は知っているんでしょう?


閉ざすのは自分だと

閉ざすのはあなただと


開けるのは自分だと

開けるのはあなただと



開けて開けて

外へ 外へ





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