表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺が転移したかった異世界はこんなのじゃない!  作者: 黙影


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/2

すべての始まり-01

俺の名は日向陽介(ひなたようすけ)、とある事件をきっかけに異世界に転移し、お前には力がないと捨てられながらも、圧倒的な努力により最強に成長し、世界を救って地球へと帰還した高校2年生だ!......みたいな妄想を毎日しているぽっちゃりオタクだ。


趣味はアニメ鑑賞やライトノベル、最近は日頃の妄想を小説にしてみたりもしている。

まあ、文才がないので文章にできず、出来上がったのは痛い自伝だったけどな。


現在高校2年生で、近所の公立に通っている。


俺は冴えないぽっちゃりなので、当然クラスカースト下位に位置している。

だが、俺は自分より底辺とつるむ気はないので、クラスのオタクグループには所属せず、孤高の一匹狼を貫いている。(本当は避けられているだけ)

自分の中では勿論俺がカーストトップだけどな。




「ふぅひひ、ここで俺の必殺スキルが炸裂して.....」


この日も退屈な授業を乗り越えるため、いつも通り妄想をしながらブツブツと喋っていた。


俺の最近のマイブームは、異世界転移して真の力が覚醒、異世界で無双しまくる、みたいな設定だ。


リアルでは頭も悪けりゃ運動神経もないし、顔も悪けりゃなんの特別な力もないからな、妄想の中でくらいそんなご都合的な存在で居たいのさ。


てか、よく考えたらさ、小説とかの主人公は元々イケメンだったり、簡単に強くなれて、なおかつ可愛いヒロインが惚れてくれたり、色々とずるいよなぁ...やっぱ主人公補正ってのは偉大だよな。


俺はどんなに筋トレしても何故か痩せれないし、(3日坊主なんだから痩せるわけない)どんなに勉強しても何故か頭は良くならないし、(机に座って勉強した気になってるだけで何もしてないんだから当たり前)何故か毎日陽キャに絡まれるせいで学校生活はまったく楽しくないし、(陽キャはボッチでいるオタクに善意で話しかけているだけ、そこに悪気はない)なんなら好きな子は陽キャに取られるしさぁ...(元々陽キャと付き合ってたから取られた訳では無い)


「あーあ、俺も異世界とかに行ければ主人公になれるのになぁ」


俺がボソリとそんなことを口にしたとき、突然頭に声が響いた。


『努力もろくにしない人間がなれるわけないだろう』


「ついに幻聴まで聞こえてきた...」


しかもネガティブなこと言うなよ...どうせなら励ましてくれ。


お前ならできる!とかさぁ...


『お前が異世界に言ったところで何もできないだろう』


「......行ったことないのに分かんないだろ」


『なら行ってみるか?』


「そりゃ行きてぇよ」


『そこまで言うなら行かせてやるよ、お前みたいなクズが何を成すのか見ものだな?』


「はぁ、妄想も大概にしろよな、俺」


遂に妄想と会話する日が来るとは思ってもいなかった。

だが神の声に導かれて、みたいな感じでいいな、この設定は覚えておこう。


そんな事を考えていると、また幻聴が聞こえてきた。


『精々楽しませてくれよ?』


それが聞こえた直後、俺は急に耐え難い眠気に襲われた。


暗闇に意識が落ちていく中、俺は最後にこんな声を聞いた気がする。


『お前が望んだことだ、後悔するなよ....』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ