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第87話 南極拠点備蓄基地の建設    2019.11

リリィ達一行は、数日後、ニューヨークの拠点の拠点に戻ってきた。


南極拠点備蓄基地の建設

国連のアンサ事務総長から、南極備蓄基地の建設の許可が下りたと連絡が入っていた。


南極への石油・天然ガス備蓄基地は、核融合発電プラントの受注が好調で、その影響で石油と天然ガスの価格が下落する恐れがある。値崩れしないように下支えをするため、石油と天然ガスを購入して、南極に備蓄していく方針である。今回、その許可が下りたということだ。


南極拠点備蓄基地は、結界魔法とAIゴーレムを活用し、寒冷地でも安全に管理できるような施設とする予定である。


ガルドが南極拠点の座標を入力して、AIゴーレムにマジックバッグを持たせて転移した。

転移したちにゴーレムがマジックバッグからコンテナゴーレムを1体召喚した。さらに、コンテナゴーレム内に転移魔法陣を設置した。転移魔法陣でAIゴーレムを8体転移し、メンバーの全員がVRゴーグルを装着して、それぞれのAIゴーレムとリンクして、操作していく。


次々と、マジックバッグから、出されていく。コンテナゴーレムを組み合わせ、拠点が出来上がっていく。拠点全体を結界で囲い、認識阻害魔法をかける。


コンテナ内にはメンバーの部屋を作っていく。ダイニングルーム、大きなお風呂場など、共有スペースが出来上がっていく。半日ほどで、ほとんど拠点が組みあがった。いつものように、コモンの分身体にお留守番をお願いして、一行は全員、ニューヨークの拠点に戻った。


南極は過酷な環境であり、風雪に影響されないように、石油や天然ガスの備蓄基地としては、地下500mに地下空間を作って、そこに巨大なタンクを必要なだけ設置していく予定だ。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・


リリィ「さて、次は地下500メートルに備蓄タンクを作る工程ね」


ニューヨークの拠点に戻ったリリィたちは、早速地下タンクの設計と掘削計画に取り掛かった。設計はジャックが担当し、コモンが地熱やプレート変動の影響を受けない安定層を慎重に探し出す。さらに、タンク自体は特に特殊なものではないが、寒冷地に耐える素材でてせきている。


石油タンカーに転移魔法陣を設置して、石油タンカーが着いた港であれば、世界のどころからでも天然ガスや石油を転移できる仕組みを構築した。


ガルド「安全な場所に空間を開けたら、ゴーレムでタンクを組み立てていく。そして、各タンクへの転移魔法陣を担当する。」 


リリィ「このタンク群には、物理結界魔法で温度と圧力を一定に保つように調整するわ。氷点下80度の外界とはまるで別世界の安定した地下環境をつくるわ。」


さらに、AIゴーレムたち100体が、交代制で稼働しながら、今後も1基ずつ直径50メートルの備蓄タンクを増設させていく。AIゴーレムが常時監視を行い、コモンが進捗管理を行う。


マーガレット「ふふ、まるで氷の下に隠された巨大な胃袋ね。このタンクが世界経済の安定を守るんだから……不思議なものよ」 


一週間も経たずして、初期の4基のタンクが完成。各タンクには世界各国から購入した石油や天然ガスが順次転移輸送され、魔法と科学が融合した精密な管理の下で備蓄が始まった。


・・・・・・・・・・・・

 


アンサ事務総長(通信)「リリィ君、素晴らしい働きだ。君たちの活動が地球全体のエネルギー安定に大きく貢献している」


リリィ「ありがとう、アンサ事務総長。でも、まだ始まったばかりです。タンクはあと百基以上必要になります」


アンサ「その件だが、いくつかの国から、建設協力の申し出も来ている。君たちの技術を学びたいそうだ」


リリィ「なるほど、それは査察を兼ねてますね。隠し立てをする気はありません。建設協力の申し出を受けましょう。ただし、南極の利用については、国連主導で行うことと、自然環境は絶対に守らせていただきます。」


 こうして、南極の地下で静かに進む備蓄基地プロジェクトは、世界の資源市場とエネルギー安全保障を支える新たな柱となりつつあった。

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