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第83話 定例会議で、大災害の予感    2019.11

2019年11月 ニューヨークの拠点、リビングルームにて、リリィが一同を見渡し、


「まず、始めに、日々、いろいろなことが起こるので、改めて目的を確認しておこう。」


「科学と魔法と融合させた力は、星の破局、崩壊を止められる可能性がある、そのために、

この星が、人災で滅びるのを止める必要がある。科学力を高めるように導いていく。


 そのための順序は、まず、資金を作る。できるだけ多く集める。次にその金で平和の組織を作る。警察がいい。戦争や紛争をやめさせる。人を増やして、教育して、科学者を増やす。科学研究施設を増やす。科学と魔法の融合を研究する。そして、星の破局を防ぐ研究もすすめる。という計画だ。


 今は、資金を集めて、平和の組織を作っているところだ。今後は、人を増やすのが、次のステップになる。もちろん、順序が前後してもかまわない。


 勇者ギルド長から、与えられたクエストの期間は、わずか5年だ。すでに1年と7カ月が経過した。何か、破局を救うノウハウの得るという、はっきりした見える成果が必要だが。今はまだ、なにも、出来上がっていない。もちろん、星の破局を防ぐノウハウを完成するには、たぶん、1000年はかかると考えているが、とりあえず、何か成果が必要だ。」


コモンが引継ぎ、資料をもとに説明を始める。

「それでは、現在の進捗について報告する。意見があれば都度、言ってくれ。」


「廃炉事業は、福島の廃炉作業は順調、アメリカから、1件廃炉の申し込みがあった。スリーマイル島だ。それから、ウクライナのチェルノブイリ1件だ。あと、イタリアをはじめヨーロッパ各国から、脱原子力の方針だから打診があった。」


「次に 人工魔石の生産、異世界の魔素だまりで、順調に生産で来ている。年間で1000万個の予定だ。」


「ミスリルの生産は、原料のプルトニウムが、廃炉関係に依存しているから、今のところ大丈夫だが、今後は、不確定な面もある。」


「AIゴーレムの生産は、アーロンの工場で順調に進んでいる。いずれ、年間100万体を目指す。世界で独占できている。」


「国際警察官の育成、現在512名、多少の初期トラブルはあるが、各国の警察で順調に成果をあげている。来年には1000人増員を目指す。」


「コンビニ ボーソンの店舗 AIゴーレムによるVRアルバイトが好調だ。この部分をメインに世界に拡大していきたい。1000店舗を目指す。物流拠点の配置は菱紅商社に一任している。」


「核融合プラント、現在、95基を受注している。主にアメリカ、ヨーロッパ、アジアの順だ。アフリカとインドにもっと増やしたいと考えている。人口増加はアフリカとインドが有力だからだ。」


ジャック

「核融合炉建設のための素材、火炎ドラゴンの鱗が不足している。これをなんとかしたい」


リリィ

「もう一度、取りに行く方法もあるけれど、今後を考えると、数が不足するのは間違いない」


ギルス

「そこで、提案だが、ホムンクルスの培養魔法を使おう」


ジャック

「なるぼど、火炎ドラゴンの皮膚を培養すれば、計画的に鱗が入手できる。火炎ドラゴンとの戦いで、危険を冒さなくていいな」


リリィ

「でも、ホムンクルスの培養技術は、かなり高度な魔法よね。神器が必要じゃないの?」


ギルス

「そのとおりだ。貢献ポイントを5ポイント使って、太古の神器、ホムンクルスの培養神器を借りて、その技術を分析する必要がある。現在の所有者は博物館だ」


リリィ

「貢献ポイントを5ポイント使うのは、良いと思うわ。最近、マニュアル本を勇者ギルドに納入したから、貢献ポイントが少し増えたから」


ジャック

「しかし、ホムンクルスの培養神器を入手して、その技術を分析して、うまく行くのか?」


ギルス

「グネルの助けが必要になる」


ジャック

「ああ、なるほど、彼女は、神器の研究者で収集マニアだったな」


ギルス

「その通りだ。そして、最近、新しい魔法を習得したらしい。鑑定の上位魔法、鑑定解析だ。魔法陣を分析する能力が格段に上がったらしい。」


ジャック

「そうなのか。素晴らしいな。君の妹は」


ギルス

「さんざん、自慢されたよ。あはは」


リリィ

「ホムンクルスの培養神器を鑑定解析するのね。彼女はやる気があるかしら?」


ギルス

「神器を調べるためなら、了承するのは、間違いない。」


リリィ

「じゃあ、頼んでみてね」


ジャック

「国連で発言していた、石油と天然ガスの値崩れを防止するため、買い支えして備蓄することなんだが、備蓄場所はどこにする」


リリィ

「盗まれる心配の無い場所がいいわね」


コモン

「南極大陸なんかどうかな。ほとんど使っていないし。結界魔法とゴーレム魔法であれば寒さには十分に対応できる」


リリィ

「いいと思うわ。国連に相談しましょう。備蓄施設の建築は、単純な構造だから、AIゴーレムにまかせましょう。福島の汚染水を貯めていた容器が流用できるわね。輸送は、全て産油国から転移陣を使いましょう」


マーガレット(言いにくそうに)

「ちょっと、いいかニャ」


リリィ

「何か、ドラブルの予感がするの?」


マーガレット

「未来の私からのメッセージニャ。2つあるニャ、ひとつは、この冬から、新しい病気が発生して、パンデミックが起きるニャ。発生場所は、中国らしいニャ、もうひとつは、5年以内に大きな隕石が接近するニャ」


ジャック

「いっぺんに2つも破局がくるなんて、酷いな。」


・・・・・


ジャック

「じゃぁ、整理すると、5点だな」

「まず、火炎ドラゴンの鱗の培養を目的として、ホムンクルスの培養神器を入手して、その技術を研究する。これをグネルに依頼する。ギルス、頼めるか」


ギルス

「了解した。」


ジャック

「次は、国連に依頼する事項として4点、

・国際警察官の2期目募集1000名の準備」

・次に、南極に石油と天然ガスの備蓄基地の建設の許可」

・この冬から、中国で、新しい病気が発生、パンデミックが起きる可能性がある。

・そして、5年以内に地球に大きな隕石が接近する。衝突するかは分からない。」


リリィ

「全部、なんとかしたいわね。やっぱり、国連に相談してみるしかないわね。」


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