第75話 傭兵ホイホイ作戦 始動 2019.10
コモンは、考えていた。襲ってくる傭兵たちのことを、彼らは金で動く。ロシアの戦争は、傭兵の働きが多い。傭兵の上層部は使命感という意識は少ない。雇い主の言うことを聞くのは、報酬の金のためた。
そして、私たちは、核融合発電の受注が多く。今、資金は潤沢だ。そして、戦いは建物や作ったものが壊れて、実に、非生産的だ。
もし、傭兵たちを雇って、傭兵同士を戦わせれば、紛争を防げるかもしれない。いや、もう、世の中の全ての傭兵を雇ってしまえば、紛争とか戦争とか無くなるのではないか
計算したら、敵方の全ての傭兵を雇う程度の資金は十分にある。平和を金で買うこと。これは、間違った考え方か?人は反対するだろうか。リリィに相談してみるか?皆で話し合ってみるか。
このコモンの考えについて、皆で会議した。
コモンが提案した「平和を金で買う」というアイデアを議論するため、一同が会議室に集まった。机の上にはコモンが用意した計算資料が山積みされている。窓の外では薄暗い空が広がり、会議は緊張感の中で始まった。
コモン「皆、今日は忙しい中集まってくれてありがとう。この提案を聞いてほしい。最近のロシアとウクライナ間の紛争では、ロシアが傭兵たちが多く使っているのは知っているよな?」
マモル「ああ、ニュースで見たよ。金で動く連中ってやつだろ?俺からすると、なんで命を懸けてそんなことするのか分かんないけどさ」
コモン「そうなんだ。彼らのほとんどは使命感や愛国心で動いているわけじゃない。ただの報酬のために戦っている。だから、もし俺たちがその報酬を払って、彼らを『ロシア』から解放すれば、戦争を止めることができるんじゃないかと思ったんだ」
ガルドは腕を組んでいう。
「つまり、敵の全ての傭兵を俺たちが雇うってことか?、それ、どんだけ金が必要なんだ?」
コモンは胸を張っていう。
「計算済みだよ、ガルド。コンビニボーソンの利益と、今後の核融合発電プロジェクトで得る利益を考えれば、敵の全傭兵を雇う程度の資金は十分にある。戦争が非生産的なのは誰よりも俺が知っているからな。」
リリィは眉をひそめていう。
「確かにお金で戦いを止められる可能性はあるわ。でも、コモン。その考え方は少し危険だと思う。戦争を防ぐためにお金を使うのは悪いことじゃないけど、その後の影響を考えたことはある?」
ジャックは書類に目を通しながらいう。
「例えば、傭兵たちが仕事を失った後、彼らはどうなる?新たな雇い主を探すか、さらに悪化した状況を引き起こす可能性だってある」
マーガレットは猫耳をぴくりと動かしながらいう。
「それに、未来からの情報だと、この戦争はただの序章に過ぎないみたい。もし傭兵を雇って一時的に戦争を止めても、根本的な問題が解決しない限り、新しい戦争が始まる可能性が高いわ」
ホー博士は静かに口を開きいう。
「お金で平和を買うというアイデア自体は興味深い。しかし、歴史を見れば分かる通り、一時的な解決策が根本的な問題を解決したことはほとんどない。平和を築くには、人々の心を変えなければならない」
クロシャは腕を組んでいう。
「それに、傭兵の上層部は簡単には動かないかもしれない。彼らは個々の戦闘員よりも利己的で、金以上に権力や影響力を求めていることもある」
討論の行方
一同がそれぞれの意見を出し合う中、議論はさらに白熱していった。
マモル「でもさ、俺みたいな一般人からすると、戦争が終わるならそれでいいって思うよ。傭兵を雇うなんて発想、普通は出てこないけど、実際やってみたら案外上手くいくかもしれないじゃん?」
リリィは微笑しながらいう。
「マモルの意見も分かるわ。確かに、一見すると理にかなっているけど、戦争はただ武器を使う争いじゃないの。経済的、政治的な背景が絡み合っている以上、単純にはいかないわ」
ジャック「実際問題として、全傭兵を雇った場合、その後の管理コストや彼らのモチベーションをどう維持するかという課題がある。さらに、他の紛争地帯で同じことを繰り返すのかも議論しなければならない」
ガルドは冗談交じりにいう。
「じゃあ俺たちが転移魔法で傭兵たちをどこか遠い宇宙の異世界に送っちまうのはどうだ?平和も維持できるし、彼らは新しい仕事を探すことになる」
マーガレットは笑いながらいう。
「それだと、傭兵たちを誘拐しているだけニャ。こっちが悪者ニャ。ガルドったら乱暴ニャンなんだから」
コモンは真剣な表情でいう。
「いや、ガルドの意見は、興味深い、傭兵の破壊能力や衝動を十分に発揮できる戦場を、俺たちは知っている」
リリィ
「分かった。ダンジョンの魔物の森ね。でも、あんなところに、傭兵を送ったら、みんな死ぬわよ」
コモン
「いや大丈夫だ。魔物と戦う武器を傭兵に与えよう。魔物も弱い魔物だけを用意しよう。そして魔物から出た魔石や毛皮や貴重な素材を買い取ろう。冒険者ギルドでね」
ジャック
「傭兵は、金を稼げて、強くなっていく。将来の脅威にならないか?」
コモン
「大丈夫だ。近代の武器よりも昔の武器を売ろう。剣とか斧とか弓とかだ。ダンジョンの町を作って騙そう。説得などしなくていい。彼らの前にダンジョンの門を開いて、宝箱に金塊を入れておくだけで、ホイホイと入っていくよ」
リリィ
「傭兵をバカにしているわ。でも、その作戦、気に入ったわ。傭兵を雇うのではなく。騙して、誘い込むのね。金塊や宝石に釣られて、みんなそろって、ホイホイとダンジョンの魔物の森に入っていく姿がみえるようだわ。あはははは」
マモル
「まるで、〇キブリだね。Gだね。ちょっと傭兵が気の毒になってきた」
リリィ
「嫌なら、自分でやめればいいのよ。強欲だから、罠に入っていくのよ」
結論
最終的に、「傭兵ホイホイ作戦」をやってみることになった。
戦争を辞める可能性が十分にあったからだ。
コモン
「では、勇者ギルド星で、ダンジョンコアを買ってこよう。崩壊した惑星のダンジョンコアが大量に手に入ったからかなり安い値段で売られているぞ。今後のことも考えて、値が高騰しない程度に買い貯めしておこう」
ジャック
「ロシアの洞窟に、ダンジョンコアを魔石とともに設置して、ダンジョンの仕様を設定すれば1カ月ぐらいで、『魔物の森のダンジョンと冒険者の町』が自動で生成されるはずだ。食べ物はまずいが、見た目はまともだろう。それを罠にしよう。傭兵ホイホイ作戦開始だ」
こうして、傭兵を小ばかにしたような作戦が始動した。




