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リフォーム

午後から『エンシェント☆キラーズ』の支部となるハーン元宰相の屋敷に向かった。やはり宰相の屋敷だっただけあってかなりお金がかかっている。趣味を悪くしたロココ調だ。


「……相変わらず趣味が悪いですわ」


ステラ皇女は眉根を寄せた。確かにこれはちょっと……。何処を向いても黄金とミスリルなのだ。


「素材の使い方ですか?それともデザインが?」

「デザインは好みですわ。というか、私との結婚が決まった時に私好みに改装した様ですの。でもここまでミスリルや金を無駄遣いするのは……」


確かに、デザインそのものは悪くない。素材の使い方だろう。


「……よし」

「何が『よし』や!ちょい待ちぃや!」


もう遅い。『よし』までの間に次期創造神になったリリアの固有スキル “ 神眼 ” を使って屋敷を見て回った。そして魔力を敷地内に広げてリペアを行う。改築ではない。不必要なミスリルを回収し、所有している魔石などを加工して填め込む。もちろん屋敷を守るために魔道具化してある。家具も作り直し、シャンデリアもデザインし直す。建物はほとんど弄ってないのに全く違う屋敷となった。


「完成!」

「アホォ!」


魔道具ハリセンが飛んできた。


「いい加減自重せぇや!」

「それは断る!」

「なんでやねん!」


自重しないって決めたし!それにこれはステラ皇女とレオールのためだ。


「決して幸せじゃなかった結婚生活の香りが残ってるのはステラ皇女にとっても気分悪いだろうし、自分以外の男の記憶が残ってるのはレオールとしても嫌でしょ?」

「……まぁなぁ」


メイベルはステラ皇女を見て答える。ステラ皇女は目を潤ませて喜んでいる。レオールもそんなステラ皇女を見て微笑んでいる。


「ステラ皇女も住むからな。彼女が喜んでいるなら良いだろう」

「バルトはリリアの事言えんくなりよったからな!」

「規格外やらかしたもんねぇ」

「やっぱり旦那が一番影響受けてんだな」


この言われ様である。バルトも苦笑いをする。


「リリア公爵。本当にありがとうございます!」


ステラ皇女は深々と頭を下げた。


「結婚後の楽しみが増えましたね」

「はい!」


満面の笑みのステラ皇女にレオールは微笑んでため息を吐いた。覚悟を決めたのだろう。


それは突然だった。


ドォォォォォォォン!


地響きと共に響き渡る轟音。レオールは咄嗟にステラ皇女を抱え込み、リリア達も警戒態勢を取る。


「……何が?」

「ステラ様!噴火です!」


一緒に来ていた帝国騎士が言う。ステラ皇女は目を丸くする。


「そんな!あそこの噴火はもう少し先のはずではなかったのですか!?」

「原因はわかりませんが、間違いなく噴火です!」


外に出て見ると、帝国の領内にある山の天辺から炎が吹き出している。そしてそこから何かがニョキっと見えている。


「……まさか……」

「ほ、ホンマに……!?」

「……サラマンダー?」


そう、そこから姿を現したのは、あの伝説の神獣であるサラマンダーだった。


姫系インテリアは気をつけないとケバくなりますよね。



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